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宮城県のリンゴは,国内産地の中では寒冷地と温暖地の中間的位置で,「ふじ」等晩生品種が最適の条件で完熟できる好立地条件にあります。
リンゴわい化栽培の普及率は48%と全国と比較して高くなっていますが,樹齢とともに高樹高化や樹体の拡大が生じ,作業効率や栽培環境の悪化が問題となっています。
「樹体ジョイント栽培」は,日本ナシで開発され,早期成園化と省力化を可能とする技術として注目されており,当技術を他の樹種(リンゴ,モモ,ウメ,スモモ等々)に応用しようという共同研究を実施しています。
当研究所では,リンゴわい化栽培での(1)早期成園化技術,(2)成木の改良ソーレン樹形への適用による樹体コントロール技術を担当し,省力・低コスト栽培システムを確立することを目的に平成21年度から25年度までの計画で取り組んでいます。
低樹高で画期的なリンゴ栽培技術として,今後の研究成果が期待されています。
(果樹チーム)
(平成22年9月13日掲載)
【ジョイント樹形のイメージ図】
【ジョイント部分の拡大写真】
【平成22年4月にジョイントしたリンゴ樹】
【低樹高栽培により農薬散布量をどこまで削減できるかも併せて検討しています。】
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