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農業・園芸総合研究所は,社団法人みやぎ原種苗センターと共同で,宮城県の主要農作物(稲・麦類・大豆)奨励品種の原種・原原種を生産しています。
採種事業は,大正10年に名取郡茂ヶ崎(現在の仙台市太白区長町)から現在の岩沼分庁舎に移転した旧宮城県立農事試験場が昭和28年から開始して,現在まで続いています。
施設の多くは木造建築物ですが,平成20年4月1日の強風により,種子の調製・貯蔵に使用していた講堂(昭和6年建設,写真2)が被害を受け,継続使用が困難となったことから,平成21年度地域活性化経済危機対策活用交付金事業により主要農作物種子センターとして改築されました(写真1)。
県奨励品種のうち当支所が採種しているのは,水稲は21品種中「ひとめぼれ」を始め18品種,麦類は6品種中小麦「あおばの恋」を始め5品種,大豆は8品種中「ミヤギシロメ」を始め7品種となっており,この新しい種子センターは大きな役割を担うことになります。
(原種苗チーム)
(平成22年10月15日掲載)
【写真1 新しく完成した主要農作物種子センター】
【写真2 旧講堂・旧原種研究室】
【写真3 種子低温恒温貯蔵庫内部】
【写真4 平成22年秋播種用原種麦の出荷】
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