トップページ > しごと・産業 > 農業 > 技術支援 > 研究PRパンフレット・トピックス > 平成25年度以前 > トピックス(H22) > トピックス(H22)/収穫後選別のコムギ赤かび粒除去およびDON(かび毒の一種)低減効果

掲載日:2012年9月10日

ここから本文です。

トピックス(H22)/収穫後選別のコムギ赤かび粒除去およびDON(かび毒の一種)低減効果

選択 前のトピックスへ 一覧へ戻る 次のトピックスへ

収穫後選別のコムギ赤かび粒除去およびDON(かび毒の一種)低減効果(古川農業試験場)

コムギ赤かび病は,コムギの収量や品質に大きな影響を及ぼす重要病害です。

本病に関しては,近年,病原菌が人畜に有害なかび毒を産生することが問題となり,かび毒の一種,デオキシニバレノール(以下,DON)に関する暫定的な基準値(1.1ppm)が設定されるとともに,農産物検査規格も厳しく改正され,流通上の規制が強化されました。そのため,早急な防除体系の確立が求められています。

本病の防除には,薬剤散布が不可欠ですが,DON基準値や農産物検査規格をクリアするためには,赤かび病に罹病した粒(赤かび粒)を除去することが必要であり,その方法の一つに,収穫後の選別があげられます。

これは,赤かび粒は健全粒に比べて軽く,粒厚の小さいものが多い性質を利用したものです。カントリーエレベーター等で行われている粒厚選別と比重選別の併用の効果を調査したところ,品質に影響を与える未熟粒の除去のみならず,赤かび粒の除去や,DONの低減に対しても有効であることを明らかにしました。

(作物保護部)
(平成23年1月21日掲載)

コムギ赤かび粒率とDON濃度
(1ppm=1000ppb)
コムギ赤かび粒
図2 健全粒(左)と赤かび粒(右)

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は