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掲載日:2012年9月10日

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トピックス(H22)/県基幹種雄牛「茂洋(しげひろ)」,驚愕の枝肉成績が判明!

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県基幹種雄牛「茂洋(しげひろ)」,驚愕の枝肉成績が判明!(畜産試験場)

「茂洋(しげひろ)」は,平成19年に基幹種雄牛に認定されました(→詳しくは普及技術へリンク(PDF:30KB))。
平成19年3月から家畜人工授精用精液配布が開始され,県内の繁殖農家に広く利用されています。平成20年8月からみやぎ総合家畜市場に茂洋の産子(さんし)が上場され,今回,肥育された産子の枝肉が本年3月から食肉卸売市場等へ出荷されています。その驚愕の成績を紹介します。

下表のとおり,当場が把握している3月から6月までの茂洋産子の枝肉データは,74頭となっており,枝肉格付で最高ランクのA5が46頭と62%を占めています。この値は,全国平均(平成21年和牛去勢)19.6%の3倍以上,宮城県平均(平成21年和牛去勢)36.1%の2倍弱です。また,B5,A4,B4も含めた上物率も92%となっており,全国に類を見ない素晴らしい成績です。
茂洋の産子(去勢牛)の枝肉重量,ロース芯面積,バラの厚さ,BMSNo.等は,全国平均を上回ることが判明しています。
特筆すべきは,BMSNo.が8.3と全国平均を2.6も越えていることです。BMSは12段階あり,8以上が,枝肉格付で5等級となりますので,茂洋の脂肪交雑能力の高さは,きわだっています。
今後はこの茂洋の産子を繁殖雌牛として県内に保留することが,宮城県の和牛改良を進める上での近道になると思います。また,前回報告した「茂洋の産子調査結果」と合わせ,適切な交配を行うことにより,茂洋の能力がより発揮されるようお願いします。

(問い合わせ先:酪農肉牛部 肉牛チーム 電話 0229-23-3101)
(平成22年7月5日掲載)

茂洋産子の枝肉データ 平成22年6月23日現在
格付等級 頭数 比率 上物率
A5 46 62% 92%
A4 21 28%
B5 1 1%
B4 0 0%
その他 6 8%  
74 100%  
茂洋産子の枝肉データ 平成22年6月23日現在 2
区分 頭数 枝肉重量
(kg)
ロース芯面積
(平方センチメートル)
バラの厚さ
(cm)
BMS No.
去勢 48 495.0 63.2 7.9 8.2
26 415.2 61.7 7.9 8.4
全体 74 466.6 62.7 7.9 8.3
全国平均(平成21年和牛去勢) 472.4 55.8 7.7 5.7

畜産試験場PDFファイルへ(PDF:139KB)

茂洋産子の枝肉ロース
【茂洋産子の枝肉(ロース)】

茂洋産子の枝肉バラ
【茂洋産子の枝肉(バラ)】

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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