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掲載日:2021年11月18日

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トピックス(H22)/倒伏に強い良質多収の水稲新奨励品種「東北189号」

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倒伏に強い良質多収の水稲新奨励品種「東北189号」(古川農業試験場)

東北189号(PDF:151KB)」は古川農業試験場(農林水産省指定試験地)において「北陸188号」と「まなむすめ」の交配後代から育成された水稲新品種で,平成22年2月の宮城県品種審査会において新しい奨励品種に採用されました。

特長は,別表のとおりで,「ひとめぼれ」よりやや遅い熟期の耐冷性・耐倒伏性の強い良質多収品種です。
大豆転作跡地等で安定して良質米を低コストで生産できるため、米粉用米、外食業務用米、加工用米(日本酒、みそ等醸造用)、飼料米等幅広い用途に利用できます。
平成21年度の米粉用現地栽培試験(登米市・大豆跡)では「まなむすめ」に比較して20%程度多収であったことから,新規需要米用品種として期待が高まっています。
平成22年度も県内5か所で米粉用現地試験栽培が行われます。
平成22年度中には品種名が決まり,平成24年度の一般作付けに向けた準備が進んでいます。

→(「東北189号」の原種生産についてのトピックスはこちら

(作物育種部)
(平成22年6月3日掲載)

表 水稲新品種「東北189号」の特長
品種・系統名 東北189号 まなむすめ ひとめぼれ
草型 中間型 中間型 偏穂数型
早晩性 中生の晩 中生の晩 中生の晩
出穂期(月日) 8.11 8.08 8.01
稈長(cm) 86.1 81.1 85.5
穂数(本/平方メートル) 375 407 480
耐倒伏性 やや強 やや弱
耐冷性 極強-強 極強-強 極強
玄米収量(kg/a) 67.6 63.5 63.3
玄米千粒重(g) 24.1 23.2 22.1
玄米品質 上中 上中 上中

2005~2009古川農業試験場作物育種部多肥区
東北189号とまなむすめ比較の写真
【左:東北189号,右:まなむすめ(古川農試作物育種部ほ場 平成21年9月)】

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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