掲載日:2012年9月10日

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トピックス(H22)/イチゴのクラウン温度制御試験

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イチゴのクラウン温度制御試験(農園研 園芸栽培部)

イチゴのクラウン温度制御技術は,(独)九州・沖縄農業研究センター・久留米拠点で開発されました。チューブを使用して,クラウン部を直接冷やしたり,暖めたりするものです。高温時には,クラウン部を冷却して果実肥大や花芽分化を促進させ,低温時には,クラウン部を加温して生育を促進させます。

夏季の雷峰栽培で,花芽分化を安定させるため,昨年と今年の2年間,当研究所と栗原市耕英地区の(有)ファーム千葉との共同でクラウン温度制御試験を行っています。今夏の高温時には,耕英地区でも平年の仙台市並の気温でしたが,クラウン部を15~20℃に冷却することで果実の肥大が良くなり,また,花芽分化も安定し,秋季にも連続で出蕾しました。

この技術は,夏秋イチゴ栽培農家だけでなく,促成栽培農家にも注目されていますので,これまでの試験成績をまとめ,マニュアルを作成する予定です。

(野菜チーム)
(平成22年11月19日掲載)

イチゴクラウン温度制御試験 試験で使用したイチゴクラン冷却システムの模式図

【クラウン温度制御の様子(昨年・ファーム千葉)】
昨年はチューブの設置が夏になったので,マルチ上にチューブがありますが,今年はマルチの下にチューブを設置しています。

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所花き・果樹部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8132

ファックス番号:022-383-9907

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