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令和2年11月20日(金曜日)に涌谷町立涌谷中学校で,「薬物乱用防止教室」を行いました。
全校生徒が宮城県遠田警察署生活安全課員から講義を受け,“なぜ薬物を乱用してはいけないのか”,“なぜ規制薬物を使用してはいけないのか”などについて考えました。
涌谷中学校は教育課程編成の一般方針に「道徳教育の充実」「体験活動の充実」を取り入れています。家庭や,地域社会,関係機関との連携を推進し,「確かな学力の向上」と「豊かな心や健やかな体の育成」に取り組んでいます。
宮城県遠田警察署(外部サイトへリンク)は,公共の安全と秩序の維持に向けた業務の取組を教材化したり学習指導プログラム化したりし,薬物乱用防止教室以外にも交通安全教室やインターネット安全利用教室などに署員を派遣して,学校と連携・協働した教育活動を推進しています。
講師は薬物違反に関して毎日のように新聞報道があることや有名人の逮捕が続いているということを生徒と共有しながら,今年度は薬物違反の検挙率が高いことを示しました。報道される検挙の数は一部であることを知らせ,「全校生徒がこれだけ多いので,将来,皆さんの中の誰か一人は薬物乱用の誘いを受ける可能性が大きい。しっかり断れるように今日の話から学んでほしい。」と伝え,学習の意義を理解させました。
薬物乱用によって人生や家庭が崩壊する恐ろしさや社会全体に害を与えることを知らせるDVDを視聴させた後,講師は「使いたいと絶対に思わなくなったでしょ。」と念を押すように言葉を掛け,生徒が意識を深められるように導きました。また,「しっかり断れるように,断るときの言葉を考えてみよう。」と,現実的に起こりうる場面を想定させて,演習してみることを促しました。
「大人になってからは,このような話を聞く機会はほとんどない。だから,将来,このようなことに遭遇したときには,今日学んだことを思い出してしっかり行動しなければならない。」という講師の言葉を聞き,生徒は今回の学習の意義を再確認していた様子でした。
薬物乱用は法令違反であるだけでなく,人として生きることが非常に困難になるということを生徒が強く感じて理解できるよう,警察官としての思いも伝えた講義でした。
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