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中埣小学校「福祉について調べよう」

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年7月27日更新

 令和2年6月30日(火曜日)に美里町立中埣小学校において,「福祉について調べよう」を開催しました。3年生児童が,美里町社会福祉協議会の田村紗希氏の講話をとおして,視覚障がいのある方の生活について知り,自分たちにできることについて考えました。

学校と地域の連携・協働による活動

 駅東地域交流センターが,指定管理団体の美里町社会福祉協議会と共催して行う福祉教育推進事業「まなびねっと」の一環として,中埣小学校で「視覚障がい」の学習をサポートしています。
 中埣小学校では,総合的な学習の時間(さくらタイム)の目標を「体験から学び,中埣を考え,中埣の良さを発信しよう」と定め,各学年に「環境・福祉・国際理解」「農業」「地域」の3領域ごとの学習課題を設定しています。3年生では,「福祉について調べよう」のテーマで学習しています。

 <講義>目が不自由ってどんなこと?
             美里町社会福祉協議会 田村 紗希 氏

 授業の冒頭で,講師の田村氏は,前回の授業で確認した「視覚障がい者が買い物をするときに困ること」を児童と一緒に振り返りました。一人一人にイメージをつかませた後で,美里町在住で視覚に障がいのあるSさんの日常生活の様子をDVD映像で紹介しました。講師は,要所で映像を止めて示し,例えば「Sさんが白杖なしでも歩けるのはどうしてだろう?」と児童に問いかけて,「点字ブロック」や「ヘルパーの誘導」等が視覚障がい者の生活を支えていることに気付かせました。Sさんがサウンドテーブルテニスを楽しんでいる場面や,パソコンの音声ガイド機能を使ってお気に入りの演歌を再生する場面を見て,児童は「えー!」「すごい!」など,驚きの声をあげていました。講師は「声を掛けてもらうとうれしい」というSさんのメッセージを知らせた上で,「勇気をもって声を掛けることから人との『つながり』が生まれます。皆さんには,その『つながり』の先にいてほしいです。」と話しました。
 授業の後半では,パラスポーツの種類のほか,日用品のシャンプーやリンスのボトルの脇にある凹凸等を取り上げて,ユニバーサルデザインの考え方を紹介しました。まとめに,「福祉(ふくし)は,ふだんの くらしの しあわせ」というキーワードを示し,「障がいの有無にかかわらず,全ての人が共に生きるために自分ができることを考え,実践すること」を提案しました。

福祉福祉福祉
福祉福祉福祉

 講師は,児童一人一人の気付きを認め,それぞれの発言を大切にしながら授業を進めました。休憩時間には,DVDで紹介したサウンドテーブルテニスの実物ボールを見せ,児童の興味関心を高めました。
 社会福祉協議会職員が専門性を生かして福祉教育を行うことにより,児童は普段触れることのできない物や考え方に接し,福祉をより身近なものとして捉えることができました。