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古川農業試験場作物環境部
令和7年7月10日、福島市で開催された東北土壌肥料協議会において、当試験場作物環境部の髙橋信行主任研究員が「藤原彰男研究奨励賞」を受賞しました。
本賞は、東北地域における土壌・施肥・作物栄養等の研究分野で優れた業績を上げ、今後の活躍が期待される若手研究者に贈られるもので、髙橋主任研究員は「ドローンを活用した水稲の窒素吸収量の推定」に関する研究が高く評価されての受賞となりました。
本研究では、高額なマルチスペクトルカメラを用いず、安価なRGBカメラ搭載ドローンを用いた水稲の窒素吸収量推定手法の実用化を目指し、植生指数の選定や推定精度の検証を行いました。特にRGB画像から算出したExGR指数が、窒素吸収量との間に高い相関を示し、GNDVIとの互換性も確認されるなど、低コストでありながら高精度な生育診断技術としての可能性が明らかになりました。
表彰式では、髙橋主任研究員による受賞記念講演も行われ、研究成果や現地試験での実装例が紹介されました。ドローン技術を活用した省力・効率的な水稲栽培支援技術の発展に大きく貢献するものとして、参加者からも大きな関心が寄せられました。
今回の受賞を励みに、今後も現場ニーズに応える実践的な研究を進めてまいります。
表彰式
記念講演
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