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掲載日:2023年9月26日

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秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクの施設電照栽培における赤色LEDの実用性

宮城県農業・園芸総合研究所

秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクの施設電照栽培における赤色LEDの実用性(PDF:197KB)

花き・果樹部 花きチーム  TEL:022-383-8136

研究の目的

キク栽培における開花制御用の光源として、これまでは白熱電球や電球形蛍光ランプが用いられてきましたが、近年はLED電球が代替光源として注目されています。夏秋ギク型輪ギクにおいては市販赤色電球形LED電球(以下「赤色LED」)の実用性について検討されていますが、秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクについては未検討であったため、赤色LEDの開花制御効果を検討しました。

研究成果

当県における秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクの施設電照栽培における赤色LEDの実用性について、赤色LEDを暗期中断用光源として利用できること、また、秋ギク型スプレーギクの年3作栽培において赤色LEDを使用した場合、年間照明費は白熱電球の約63%になることが分かりました(表)。

表秋ギク型スプレーギクの年3作栽培における赤色LEDと白熱電球の照明費の比較

利活用の留意点等

  • 今回の試験では、白熱電球は、電照用電球みのり(電照栽培農業用、K-RD100V75W/D、75W、パナソニック(株)製)を使用した。赤色LEDは、農業用LEDダウンライト(施設園芸専用LED電球 DPDL-R-9W、9W、波長620-630nm、鍋清(株)製)を使用した。
  • 栽培試験において、赤色LED区と白熱電球(対照)区とも、それぞれ54m2の試験区に光源を栽培ベッド面から1.7mの高さで2.8×2.8m間隔に6灯(9.0m2に1灯)設置。
  • 照明費の比較および光源別費用の年次変動については秋ギク型スプレーギクの年3作栽培を想定。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第98号(令和5年発行)「秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクの施設電照栽培における赤色LEDの実用性」をご覧ください。

秋ギク型スプレーギクおよび輪ギクの施設電照栽培における赤色LEDの実用性

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所 

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

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