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新しい基幹種雄牛「百合博(ゆりひろ)」号について(PDF:354KB)
優れた宮城県産の種雄牛を造成し、宮城県産牛の市場価値の向上や地域の肉用牛の改良を推進することを目的として、肉用牛集団育種推進事業により和牛能力検定を行っています。近年では、本事業により生産された「茂福久」号などの産子が子牛市場において、高い評価を得ています。
「百合博」号は、父に「茂洋美」号、母方祖父に「百合茂」号、母方曾祖父に「忠富士」号を持つ、茂金系、気高系、気高系からなる血統の、初の「茂洋美」後継種雄牛です。
「百合博」号は、和牛産肉能力検定の結果から、枝肉重量524kgは全国平均を超え、しもふりの度合いを示すBMS No.は9.3となり、脂肪の質が良く、小ザシ傾向の枝肉が多く見られたのが特長です。
子牛の発育も良く、優れた増体量とともに、優れた肉質が期待でき本県の肉用牛の改良と「仙台牛」のブランド力の向上に大きく貢献できるものと期待しています。
写真1 「百合博」号
写真2 産子の枝肉
「茂洋」号、「茂洋美」号、「平茂勝」号の娘牛との交配は近交係数が順に11%、14%、11%を超え高くなるため避けること。また、「勝忠平」号及び「忠富士」号の娘牛への交配も近交係数が比較的高くなる(約9%)ことから注意が必要です。
宮城県畜産試験場
酪農肉牛部肉牛チーム
TEL:0229-72-3101
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