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コンパクトカリウムイオンメーターを用いた水稲栽培におけるカリ減肥量の簡易判定法(PDF:127KB)
水稲におけるカリ施肥量を判断するためには、水田土壌の交換性カリを分析する必要があり、原子吸光光度計等の高価な分析機器が必要となります。
そこで、比較的入手しやすいコンパクトカリウムイオンメーターを使った簡易分析法について検討しました。
コンパクトカリウムイオンメーターLAQUAtwinK-11(堀場アドバンストテクノ製)を用いた簡易分析で水田土壌中の交換性カリ含量を推定することができます。
このコンパクトカリウムイオンメーターで測定したときの値(簡易分析値)を基に、カリ減肥の可否とカリ施用量を決定することができます。
図 簡易分析値と交換性カリ含量の関係
表 コンパクトカリウムイオンメーターによる簡易分析値に基づく水稲のカリ減肥基準
写真 コンパクトカリウムイオンメーター
LAQUAtwinK-11(堀場アドバンストテクノ製)
この技術では土壌の水分含量が多いと簡易分析値に影響する可能性があるので、よく乾燥させた風乾細土を用いてください。
復旧工事で客土を行った津波被災農地では、簡易分析値と交換性カリ含量の関係の誤差が大きい場合があるので、この技術は適用しないでください。
宮城県古川農業試験場
作物栽培部土壌肥料チーム
TEL:0229-26-5107
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