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畜産試験場では、令和4年度より、遠田郡涌谷町の生産者の協力を得ながら子実用とうもろこしの水田における栽培技術の確立を目指し、3か年にわたり子実用とうもろこしの現地栽培実証試験を実施してきました。県内での子実用とうもろこしの栽培は令和4年度から本格的に始まり、涌谷町でも栽培が始まったばかりであり、栽培技術の確立が急務となっています。
このような中、令和7年1月23日に、JA新みやぎ涌谷営農センターにおいて、涌谷地域農業再生協議会と畜産試験場が主催して、「令和6年度子実用とうもろこし生産拡大に向けた実績検討会」を開催し、農業者及び農業関係機関から約50人が参加しました。
畜産試験場からは、栽培経過や殺虫剤散布タイミングの試験成績の概要について説明したほか、美里農業改良普及センターの楠原技師より「涌谷町における子実とうもろこしの取組について~3年間の振り返り~」について説明がありました。また大分工業高等専門学校の森田先生より「子実用トウモロコシ生産に係る情勢と九州および大分県での事例紹介」についてご講演いただき、子実用とうもろこし黎明期における取組状況や課題について理解を深めました。
畜産試験場では、子実用とうもろこしを水田の省力管理対策・飼料価格高騰対策等耕畜連携のキー作物となる位置づけ、安定生産に向けた栽培技術確立のための試験を継続していきます。
畜産試験場草地飼料部
令和6年度子実用とうもろこし生産拡大に向けた実績検討会
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