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8,000Bq/kg以下の農林業系廃棄物は、廃棄物処理法に基づき同法の基準に従って、家庭から出るごみと同じ方法で、既存の処理施設で市町村や民間の廃棄物処理業者が、安全に処理することが可能です。宮城県内でも8,000Bq/kg以下の農林業系廃棄物の焼却の実績があります。
宮城県内では、仙台市と石巻市、利府町の3市町で処理を終えています。
| 期間 | 廃棄物の種類 | 処理方法 | |
|---|---|---|---|
| 仙台市 | 平成27年8月~平成27年12月 | 牧草251トン ほだ木268トン | 焼却 |
| 石巻市 | 平成30年10月~平成31年3月 | 稲わら71トン | 焼却 |
| 利府町 | 平成26年11月~平成27年2月 | 牧草28トン | 焼却 |
稲わら、牧草、ほだ木を焼却しましたが、放射性物質の測定値については、3市町において全項目で基準値を満たしており、8,000Bq/kg以下の農林業系廃棄物を混焼(一緒に混ぜて焼くこと)する前と比較して大きな変化も無く、安全に処理が行われました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故発生から長期間が経過した今も、一時保管を強いられている保管者の負担を解消するためにも、通常の処理方法で安全に処理できる8,000Bq/kg以下の農林業系廃棄物については、一刻も早く処理する必要があります。
岩手県一関市、奥州市では、それぞれ8,000Bq/kg超及び8,000Bq/kg以下の牧草を含む農林業系廃棄物を、一般ごみと混焼・埋立処分した事例があります。その際の排ガス中の放射性セシウム濃度は検出下限値を下回り、放流水は基準値以下となっており、安全に処理されたことが確認されています。


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