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掲載日:2017年8月16日

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ワークショップ|活動の記録「土と水をまぜる」

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ワークショップ「土と水をまぜる」

ワークショップの様子1

  • 日時:2017年6月18日(日曜日)10時00分~15時00分
  • 場所:創作室1ほか
  • 担当:細谷美宇(当館教育普及部学芸員)
  • 参加者数:12名

10時00分~10時30分 あいさつ

ワークショップの様子2

土は、古代からものづくりや表現の素材として使われてきた。
このワークショップでは、身近なものでもある土を素材として見直してみる。
一日を通して触覚を重視するため、導入として自分の指と指を合わせ、触った感触を味わう練習をした。

10時30分~11時00分 美術館北庭の土を採取する

土といってもさまざまな状態、性質のものがある。
最初の活動は、美術館北庭で、いろいろな土を探す。

ワークショップの様子3 ワークショップの様子4

参加者各々、気に入った土を紙コップに採取してくる。
気をつける点は、コップ1杯にできるだけ同じ性質の土を入れてくること。
採取したものを並べてみると、色の濃さや湿り具合、触ったときの感触など違いがある。
触って確かめたりしたあと、似た性質のものをまとめて、3種類の土として採取した。

11時00分~12時30分 美術館周辺でさまざまな土を採取

ワークショップの様子5 ワークショップの様子6
美術館を出て、広瀬川へと向かう。道中、さまざまな土を観察したり、採取したりした。

川原へ到着したら、採取した土をふるいにかけて粒の大きさを整え、水を加えて練る。
水を加えると、それぞれの土はまた違った姿を見せる。
泥団子のようにまとまる腐葉土、いくら握ってもまとまらない砂の集まりなど、性質や感触の違いを味わった。

13時30分~14時30分 粉粘土を練って粘土にする

可塑性があり焼くと固まる粘土は、土を使ったものづくりの基本的な素材の一つだ。
午後は粉状の土粘土に水を混ぜて練り、粘土の塊を作ることを試みた。

ワークショップの様子7 ワークショップの様子8
午前中、さまざまな土を観察したり触ったりしたが、粒子の細かい粘土の粉はまた違う。
ふわふわの粉の山に手を入れると、液体の中に手を入れたような、吸い付く感じがする。粉粘土で作った土手に水を入れ、じっと見てみると粘土が水を吸っていく様子が見られる。

ワークショップの様子9 ワークショップの様子10
混ぜると、次第に泥のようになってくる。
「お肌がすべすべになりそう」なんてつぶやきながら混ぜる参加者たち。
※粉粘土から粘土を作る際、一晩かけて水を吸わせるのが一般的だが、このワークショップでは手で混ぜることで短時間で進めている。

全体をよく混ぜ合わせ、手で混ぜ合わせたり踏んだりする。
小分けにしてからまとめていくと、だんだんと土粘土の塊になる。

ワークショップの様子11 ワークショップの様子12

14時30分~15時00分 作った粘土を使った造形活動

最後に作った粘土を使って、床からどれだけ高く伸ばせるかチャレンジ。
小さくちぎって貼りつけながら、先を細くして高さを出した。
粘土の自重により、細くした部分が曲がって倒れたが、その様子に粘土の可塑性を体感することとなった。

ワークショップの様子13

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