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化学物質過敏症について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月18日更新

化学物質過敏症とは

(厚生労働省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症 思いのほか身近な環境問題」パンフレットより引用)

 化学物質過敏症は過敏という名が示すように,ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。最初にある程度の量の物質に曝露されると,アレルギー疾患でいう“感作”と同じ様な状態となり,二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状を来します。時には最初に曝露された物質と二度目に曝露された物質が異なる場合もあり,これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。

 化学物質過敏症はこのようなアレルギー疾患様の性格だけでなく,低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し慢性的な症状を来すという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。

 化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが,このようにアレルギー性と中毒性の両方にまたがる疾患,あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えられています。

どんな症状が現れるのか

 

頭痛,全身倦怠感,不眠,便秘,動悸等特徴のない症状が多いようです。

化学物質過敏症の主症状
・自律神経障害→発汗異常,手足の冷え,頭痛,易疲労性
・内耳障害→めまい,ふらつき,耳鳴り
・気道障害→咽頭痛,口渇
・循環器障害→動悸,不整脈,循環障害
・免疫障害→皮膚炎,喘息,自己免疫異常
・運動器障害→筋力低下,筋肉痛,関節痛,振せん
・消化器障害→下痢,便秘,悪心
・眼科的障害→粘膜の刺激症状,調節障害,視力障害
・精神障害→不眠,不安,鬱状態,不定愁訴

どんなものに反応を起こすのか

原則的にはアレルギー疾患同様,患者さんにとって合わないものがあればなんでも原因物質になる可能性があり,世の中のすべてといっても過言ではありません。

・家の中→柔軟剤,香水,タバコ,洗剤,漂白剤,芳香剤,食品,食品添加物,残留農薬,カビ,ダニ,ちり,防虫剤,防ダニグッズ,防菌グッズ,建材,接着剤,ホルマリン,塗料
・屋外→ディーゼル粉塵,排気ガス,大気汚染物質,農薬,殺虫剤,除草剤,シロアリ駆除剤,花粉,動物の毛

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