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職種紹介:学校事務

令和2年12月11日更新

職務内容

公立学校(仙台市立の学校等を除く)で、総務・経理等に関する事務全般を担当し、教育環境の整備・充実に取り組むほか、本庁各課室・地方機関・教育機関で幅広く学校教育や社会教育などに関する教育行政事務を行います。

主な配属先1

公立学校(仙台市立の学校等を除く)

小学校・中学校・高等学校などに勤務し、学校運営に関する予算や所属教職員の給与・旅費などの経理事務を担当するほか、学校内の施設設備の維持・管理や教育活動に必要となる物品の調達などの業務を行います。

主な配属先2

本庁各課室、地方機関(大河原・仙台・北部・東部・気仙沼)、教育機関

本庁各課室においては教育庁総務課などに勤務し、教育委員会全体の予算を管理する業務などを担当します。

地方機関においては教育事務所などに勤務し、所管する小中学校の教職員の給与・旅費を統括する業務などを担当します。

教育機関においては図書館などに勤務し、図書や各種資料の収集・貸出などに関する業務を担当します。

職員インタビュー

【本庁】教育庁生涯学習課・花田さん(平成18年度入庁)

入庁から現在までの経歴
年度 配属先
平成18年度~平成19年度 宮城県石巻工業高等学校【公立学校】
平成20年度~平成21年度 女川町立女川第二中学校兼女川町立女川第四小学校【公立学校】
平成22年度 宮城県図書館【教育機関】
平成23年度 教育庁スポーツ健康課【本庁】
平成24年度 文部科学省【派遣研修]
平成25年度 教育庁教職員課【本庁】
平成26年度~平成27年度 教育庁総務課【本庁】
平成28年度~平成29年度 教育庁全国高等学校総合文化祭推進室【本庁】
平成30年度~ 教育庁生涯学習課【本庁】

Q1:現在の担当業務を教えてください。また、その仕事は県民の生活等にどのような関わりがありますか?

生涯学習課は、県民の皆さんに幅広く学習の機会を提供するための事業を推進しており、わたしはそのために必要となる経理業務等を担当しています。

Q2:やりがいがあった、嬉しかったというエピソードがあれば教えてください。

宮城県では、東日本大震災で保護者を亡くされた子供たちを対象とした、みやぎ子ども育英基金奨学金という制度があります。
その給付事務を担当しているときに、奨学金を受けているご家庭から感謝のお手紙をいただくことがありました。また、奨学金を受けている方が学校や地域で活躍されている様子を、偶然に新聞やテレビ等で拝見したときが嬉しかったです。

Q3:これまでの業務で印象に残っていることを教えてください。

平成29年度に宮城県で開催した「第41回全国高等学校総合文化祭」(みやぎ総文2017)の実行委員会事務局である全国高等学校総合文化祭推進室では、広報等を担当しました。
大会の広報グッズを作成したり、バス停のデジタルサイネージに広告を掲載したり、仙台市中心部の商店街で大会イメージソングを放送していただくなど、不特定の方の目に触れられる業務を経験しました。
費用対効果や大会をPRしたいターゲットを意識しながら、様々な広報活動を行いました。

Q4:日々どんなことに気をつけて仕事をしていますか?

子供が生まれてからは、勤務中の時間管理に気を付けています。
夕方には子供を保育園に迎えに行かなければならないので、その日のうちに必ず仕上げなければいけない業務をあらかじめピックアップし、1つの業務にかける時間を意識しながら取り組んでいます。
昼休み前や退庁時間前の少しの隙間の時間でも、その時間で何ができるかを考え、限られた時間で少しでも仕事を進められるよう心がけています。

Q5:宮城県職員を目指そうとしている方に一言メッセージをお願いします。

配属先によって多様な業務を経験できることが魅力のひとつだと思います。また、実際には様々な職種の職員が混在する中で業務を進める機会も多くありますので、その分野の専門職として、力を発揮していただきたいと思います。

学校事務1学校事務2学校事務3

【公立学校】宮城県小牛田農林高等学校・藤倉さん(平成20年度入庁)

入庁から現在までの経歴
年度 配属先
平成20年度~平成21年度 宮城県仙台第三高等学校【公立学校】
平成22年度~平成24年度 石巻市立中津山第二小学校【公立学校】
平成25年度~平成27年度 宮城県図書館【教育機関】
平成28年度~平成30年度 宮城県仙台教育事務所【地方機関】
令和元年度~ 宮城県小牛田農林高等学校【公立学校】

Q1:現在の担当業務を教えてください。また、その仕事は県民の生活等にどのような関わりがありますか?

担当業務は、高等学校授業料の徴収業務(高等学校等就学支援金、高等学校等奨学給付金)、会計年度任用職員(非常勤講師等)の給与支給業務、学校徴収金(PTA等の各種会費や教材費)の徴収業務、各種団体費の会計業務です。
高等学校等就学支援金や高等学校奨学給付金は、授業料等の負担軽減となる業務のため、保護者(県民)に対して慎重かつ丁寧な仕事が求められます。

Q2:やりがいがあった、嬉しかったというエピソードがあれば教えてください。

宮城県仙台教育事務所勤務時、仙台管内の小中学校の教職員の給与認定(扶養、住居、通勤手当)、旅費(出張費)の支給業務を担当していました。
小中学校では事務職員が原則一人で勤務しているので、給与・旅費に関しての疑問・質問を教育事務所で受けることが多くあります。その際に適切な回答が求められます。
当初は回答までに時間を要することがありましたが、色々な事例を経験し、また自分で勉強することで給与・旅費に関する知識が増え、適切かつ速やかに回答することができるようになりました。

Q3:これまでの業務で印象に残っていることを教えてください。

石巻市立中津山第二小学校勤務時に東日本大震災を経験しました。
内陸の地域だったので、津波の被害はありませんでしたが、地盤が弱かったため、地震の被害が大きく学校の大きな金庫(人の背丈程)が倒れたり、グランドピアノの脚が折れたりするなど、校内の物が散乱しました。また、地中の水道管が損傷し校庭が水浸しとなりました。
学校は地域の避難場所(体育館)となっていたため、次々と避難者が押し寄せ、何が何だかわからないまま避難所の設営等を行いました。幸い市役所の総合支所が近くだったこともあり、市職員の方が来てくれて避難所運営を引き継ぐことができました。
そのおかげで教職員はすぐに児童の安否確認を行うことができ、学校再開に向けた校舎の点検及び清掃を行い、何もない中でしたが3月末に卒業式を行うことができました。

Q4:日々どんなことに気をつけて仕事をしていますか?

担当業務に関する内容について上司や保護者(県民)へ説明することがあります。
業務について、曖昧なまま業務を進めることがないように、まず自分で業務内容をしっかり把握し、内容理解をするということを心がけています。また、業務内容に慣れてきた頃にミスが起きやすいので、絶対担当した業務にミスが起きないよう、業務確認作業を必ず複数回するということを意識しています。

Q5:学生時代の経験が生かされていると思ったことは?

学生時代にホームセンターやショッピングセンターでアルバイトをしていました。
接客、電話対応等の業務を経験し、また色々な年齢層の方と一緒に働き、コミュニケーションを取ったことが非常に役に立ちました。
県立学校では、事務室で学校代表の電話を受け担当者へ取り次ぐことになるため電話対応が多く、また、お客様(就職校の場合は企業の人事の方)も多く来校します。
そんな時にアルバイトの経験が生かされていると思いました。

Q6:宮城県職員を目指そうとしている方に一言メッセージをお願いします。

学校事務は裏方の地味な仕事と思う方もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
施設設備などの教育環境の整備、教職員の給与等、学校予算を管理します。
また、事務室は学校の窓口のため、外部の方と一番接する機会が多い仕事です。いわば「学校の顔」と言えます。
このように学校事務は、宮城の将来を担う児童・生徒が安全で安心して、希望に満ちあふれた学校生活を送るために重要な仕事です。
少しでも学校事務に興味をお持ちの方は、ぜひ宮城県職員(学校事務)を受験してください。

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お問い合わせ先

人事委員会事務局総務課任用班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号
県庁行政庁舎17階

電話番号:022-211-3761

ファックス番号:022-211-3797

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