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群馬県佐波郡赤堀村大字下触の古墳出土。武装した男子の半身像で、円筒の上におかれている。衝角付の冑を被っている。冑の両側に上方に立ち上がる付属具が表現されており、頬当を反転したものと考えられる。頸には丸玉をつないだ飾が表現され、頸の両側には美豆良に結った髪が肩までのびている。
身には挂甲を着け、大刀を佩いている。右手を柄に、左手を鞘にあて、口を真一文字に結んだ姿はまさに抜刀しようとするかのごとくである。武人の姿を示す埴輪として優れたものである。
(高さ81cm、古墳時代)
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