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刈田嶺神社は延喜式内社で、古くから崇敬されていた。現本殿は、桁行3間、梁間2間、三間社流れ造、銅板葺(もと板葺か茅葺)。軸部は円柱に頭貫、内法長押、板壁。三方に高欄付きの切目縁を巡らし、脇障子を付す。中備の蟇股・妻飾り・抽象化された象頭木鼻など、簡素な意匠が特徴である。
建築年代については、本殿高欄擬宝珠青銅板の銘札に享保3年とあり、建築様式から推しても間違いないと思われる。
風食・損傷も少なく、保存状態は極めて良好である。江戸中期の作であるが各様式に古式を残しており、年代の明確な社殿建築として貴重である。
指定年月日:平成10年7月13日
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