指定文化財〈県指定有形文化財〉祇却寺本堂
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月26日更新
祇却寺本堂
県指定有形文化財(建造物)|大崎市(旧田尻町)|
承応元年(1652)11月、逝去した涌谷3代伊達安芸定宗の菩提寺である。
遺命により4代宗重が、隠居所金剛殿の地に京都花園正法山妙心寺前住の金嶺祖牛大和尚を開祖として建立したものである。
本堂は、礎石建ての木造平屋建て、屋根は入母屋造瓦葺き(もと寄棟造茅葺)、規模は母屋桁行10.5間、梁行7間、玄関桁行2.5間、梁行2間である。
臨済宗の本格的本堂(方丈)遺構として、また、仙台藩家中寺遺構として、本県の寺院建築史上貴重な存在である。