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掲載日:2019年2月21日

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指定文化財〈県指定有形文化財〉仙台城本丸大広間障壁画鳳凰図

仙台城本丸大広間障壁画鳳凰図

県指定有形文化財(絵画)|宮城郡松島町|松島町蔵

桃山期狩野派の筆法によって、戦国武将伊達政宗の精神をも表そうとした画面は、覇気に満ち、雄勤で華やか世界を作り出している。動的で正確な描線と華麗な色調を主体に画面構成しているが、元は右手に桐の大樹が立ち上がり、その枝の下に鳳風が配置されたものと推測される。しっかりした構図の取り方あるいは装飾を重視する彩色法にも、狩野派が推進した桃山期濃絵)の的確な技法が示される。金地と金雲の効果的な配列にも、この時代の特色を見出すことができる。

広大な空間を誇った本丸大広間の中枢を飾った障壁画であり、初期仙台藩の美術にとっても、また、藩で最初の画員となる作者・狩野左京にとっても最盛期の白眉と言える優品である。

紙本金地著色

縦160.6×横319cm

鳳凰図

お問い合わせ先

文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

ファックス番号:022-211-3693

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