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寄木造で漆箔を施し、玉眼を入れる。肉暑部が低いことから宋朝様式の影響が認められ、作者は不明であるが運慶末流の者の作である。安国寺は足利尊氏が元弘以来の戦死者の菩提を弔うため、全国に建てさせたもので、国家の安泰を祈った。この仏像は、当地の安国寺に安置していた本尊と伝えられている。修理が加えられているが、顔などはもとの彫刻らしく引き締っている。
(ヒノキ材寄木造 像高69.7cm 南北朝時代)
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