掲載日:2023年12月5日

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学校アウトリーチ活動の記録3

授業内容

宮城県美術館コレクション作品を見てみよう―アートカードで鑑賞体験!―

本館オリジナルのアートカードを用いて、「判断」「説明」「比較」「分類」「詩や物語の創作」をするなどゲーム性を加味した作品の鑑賞活動を行います。

目的

本館所蔵作品の高精細データ記録を活用し作成したオリジナルのアートカードを用いて作品に親しんでもらい、自分なりの見方を深めたり他者と意見を交わしたりすることを通して「観察力」や「想像力」を高め、活発な「言語活動」及び「表現」の場を創出することを目的としています。

登米市立豊里小・中学校における実践例

  • 日時:令和5年10月24日(火曜日)3校時、4校時
  • 対象:7年1組、7年2組

はじめにクイズを通して宮城県美術館について紹介しました。積極的に手を挙げて答え、収蔵品の多さに驚いている生徒が多数見られました。

toyo1 toyo2

次にグループを作り、美術作品を小さなカード状にした「アートカード」を使った活動を行いました。複数の作品を「比較」、「分類」する活動を通して作品をじっくり鑑賞することができ、また、自分の考えをしっかり伝える姿や、お互いの話をよく聞く姿が見られました。

toyo3 toyo4

活動の最後は俳句づくりを行いました。ランダムで引いたアートカードを鑑賞後にはじめの5文字を詠み、それを書いた短冊をグループ内で交換して次の7文字を詠みました。同様にして最後の5文字を詠むことで、相手がどんなことを感じたのかを想像しながら、自分の気持ちをつなげて俳句をつくるという活動を行いました。抽象画を引いたことで悩む生徒がいたものの、ほとんどのグループで完成させ、発表し合うことができました。最後に完成した俳句を数点、クラスで共有し、終了となりました。

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生徒の感想には、「1つの作品にもいろいろな見方があることがわかった」「頭で考えたことを伝えることができるよい時間だった」「人それぞれの感じ方や思いがあることがわかった」などの記述がありました。

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