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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック  《ル・ディヴァン・ジャポネ》

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所蔵作品紹介

ル・ディヴァン・ジャポネ

  ル・ディヴァン・ジャポネ

  アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック (1864-1901)
  1893年
  79.0×60.0cm  紙、多色石版
  三浦コレクション

当時パリで流行していたカフェ・コンセール(音楽喫)のためのポスターです。中央の黒いドレスの女性が人気の踊り子ジャヌ・アヴリル、その後ろの片眼鏡の男性が音楽評論家のエドゥワール・デュジャルダンとされています。中景にはオーケストラが見え、奥にいる顔の見えない女性は黒い手袋がトレード・マークであった歌手のイヴェット・ギルベールです。
二度の骨折が原因で両足の成長が止まってしまったロートレックは、その後芸術を生き甲斐とするようになります。彼はべル・エポックのパリ、特にモンマルトルの歓楽街に足繁く通い、そこに息づく人間ドラマを描き続けました。
店の名前である「ディヴァン・ジャポネ」とは「日本の長椅子」という意味。当時フランスでは日本趣味が流行していて、ロートレックもまた多数の浮世絵を蒐集していました。ここに見られる大胆な構図、平面的な色彩などはその影響の一端を示すものといえるでしょう。普及し始めていた多色石版を用い、新たな宣伝媒体となったポスターを芸術的に高めた彼の功績は大きいといえます。