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佐藤忠良 《群馬の人》

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所蔵作品紹介

群馬の人

  群馬の人

  佐藤忠良 (1912-)
  1952年
  29.5×19×24cm  ブロンズ

1912年、宮城県黒川郡に生まれた佐藤は、東京美術学校(現東京芸術大学)卒業後の1939年に新制作派協会(現新制作協会)の設立に参加。以後、同協会を舞台に発表を続けています。1981年にはフランス国立ロダン美術館の招きで、同美術館において個展を開催するなど、現代日本の具象彫刻界を代表する彫刻家です。
少年時代から終戦後にかけて多くの群馬県人と関わりを持ったのちに、知己となった群馬出身の詩人、岡本喬をモデルとしてこの首が誕生しました。一般にこの作品は「日本人による日本的日本人の最初の表現例」と言われます。それは、ヨーロッパ彫刻(最初はイタリアの、後にロダンを中心としたフランスのもの)を学ぶことから出発した日本の近代彫刻史の上で、その影響を払拭し、質朴な市井の日本人の姿の本質を簡潔に表現しているからにほかなりません。その意味で、この首は岡本、そして群馬の人の像である以上に、典型的・象徴的な日本人の顔であるといえるでしょう。