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みやぎ高度電子機械産業振興協議会/活動紹介/半導体セミナー 半導体産業の未来予測~新時代の到来を見据えて~

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月9日更新

活動紹介/半導体セミナー 半導体産業の未来予測~新時代の到来を見据えて~

   令和元年11月22日(金曜日)に、TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、「半導体セミナー 半導体産業の未来予測~新時代の到来を見据えて~」を開催しました。

講演

講演1 『半導体のスーパーサイクルは続く』

【講師】 野村証券株式会社 エクイティ・リサーチ部 マネージング・ディレクター 和田木 哲哉 氏


【要旨】和田木 哲哉 氏
〇3D NAND Flash メモリの登場により、エッチング装置の需要が急増している。
○半導体製造装置市場の動向としては、2019年7~8月が不調だったものの最近は回復傾向にある。
○スマートフォン市場は2015年から横ばい。スマートフォン自体の大きさが決まっているため、搭載できるメモリの量に限りがあり、半導体市場に対する影響力も小さいと言える。
○世界的なe-sportsの普及やゲーミングPCの需要増により、パソコン市場は底入れ感を見せている。
○スーパーサイクルの存続は数字が証明しており、半導体市場のポテンシャルは非常に高いといえる。

 

講演2 『3D Flash メモリ』

【講師】 キオクシア株式会社 メモリ技術研究所 デバイス技術研究開発センター デバイス技術開発第一部
      主幹 荒井 史隆 氏


【要旨】荒井史隆氏
〇キオクシア株式会社(旧東芝メモリ株式会社)では、1987年にNAND型Flashメモリを発表し1991年に製品化、その後2007年に3次元Flashメモリを発表し現在は多層化(48層、64層、96層)を進めている。
○当社の製造拠点は四日市工場と北上工場。四日市工場は第6棟まで竣工しており、うち試作開発棟1棟、量産棟4棟(第6棟はまだ稼働していない)。北上工場の量産開始は2020年を見込んでおり、内装完成部分から順次量産を開始していく。
○Flashメモリにおける当社のマーケットシェアは約30%。ウェスタンデジタルと合わせると50%になるため、1位のサムスンと抜きつ抜かれつの関係である。
○Flashメモリは電子によってデータを保持するため、電界を利用することでのみデータの書き込みが可能である。周囲に電界が無い限りデータが破損することはないため、データ保持能力に強みを持つ。
○PC、スマートフォン、自動車、IoT機器などデバイス数の増加や、自動運転、クラウドサービスの普及など取得・処理情報の増加によって、メモリ使用量が増加しており、今後は年率2~3割の割合で生産量の増加が期待できる。
○3次元Flashメモリの製造方法は、積膜した後に穴を開け、その穴の中にセルを作る手法であるため、穴を掘る技術が重要となり、エッチング装置へのニーズが高まっている。

 

講演3 『半導体製造装置の市場動向及びSEAJ需要予測』

【講師】 一般社団法人日本半導体製造装置協会 専務理事 渡部 潔 氏


【要旨】渡部潔氏
〇当協会は1985年に設立、2012年に一般社団法人化。正会員には製造装置メーカーだけでなく、部品メーカー等も加入している。当協会の市場予測には、理事(20社)の意見も反映されていることが特徴。
○世界の製造装置メーカートップ10社のうち、日本企業は5社。日本企業はほとんどが国内生産であり、販売先も国内が2割、国外が8割であるため、日本の輸出にも大きく貢献している。(主な輸出先は台湾、韓国、中国。近年は北米も増えてきている。)
○世界の電子機器最終製品市場は約300兆円の規模。うち半導体デバイスは50兆円であり、これの5分の1をデバイスメーカーは投資に回している。また、投資先のうち半導体製造設備が占める割合は7割である。
○半導体製造装置のうち、メモリ用のエッチング装置、CVD(薄膜形成装置)、露光装置が近年伸びてきている。