県有施設等の再編に関する基本方針
1 背景
- (1)宮城県の公共施設等の老朽化
宮城県が所有管理する公共施設の多くは,昭和の高度成長期からバブル崩壊までの間に建築されており,今後,それらの更新や改修の時期が一斉に到来します。宮城県の公共施設(公用施設・公共用施設)の更新改修にかかる費用は平成28年からの40年間で約1兆2,394億円,年平均約309億円と推計されています。
- (2)人口減少・少子高齢化
宮城県の人口は,25年後の令和27(2045)年には,平成27(2015)年に比べ約50万人減少すると予測されています。
このため,従来のように各施設を一つひとつ個別に改修,建替えをしていくという整備手法をとることが困難になってきています。
2 策定の趣旨
1の背景を踏まえ,本県では,県有施設等の中でも,老朽化が進行し,今後建替えや大規模修繕等の対応が見込まれる具体的な施設を抽出し,集約・複合化を含めた施設の再編等の方向性について,「県有施設再編等の在り方検討懇話会」を開催し,有識者からの意見を聴取するとともに,所管部局を横断した検討を行ってきました。
これらの検討等を踏まえ,対象とした県有施設等の将来的な方向性を示す「県有施設等の再編に関する基本方針」を令和2年3月に策定しました。
対象とした県有施設等 ※築年数順
- 本町第3分庁舎【仙台市青葉区/昭和39年築】
- 宮城県民会館(東京エレクトロンホール宮城)【仙台市青葉区/昭和39年築】
- 榴ヶ岡分室庁舎(旧公文書館)【仙台市宮城野区/昭和42年築】
- エスポールみやぎ(宮城県青年会館)【仙台市宮城野区/昭和52年築】
- 宮城県母子・父子福祉センター【仙台市宮城野区/昭和55年築】
- 宮城県第二総合運動場【仙台市太白区/昭和56年築※武道館】
- 宮城県美術館【仙台市青葉区/昭和56年築※本館】
- 多賀城分庁舎【多賀城市/昭和58年築】
- 商工振興センター【仙台市青葉区/昭和63年築】
- みやぎ若年者就職支援センター(みやぎジョブカフェ)【仙台市青葉区】※民間ビルの一室を賃借
3 資料