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四季成り性イチゴは県内の山間高冷地で栽培されており,夏~秋に収穫されることから夏イチゴと呼ばれています。
四季成り性イチゴは気温が高すぎると果数が少なく,実も小さくなり,収穫量があがらないことから,夏季の気温が山間高冷地より高くなる平坦地では栽培が難しいといわれています。
そこで,平坦地で四季成り性イチゴを栽培するための方法として,高温が続く夏季ではなく,気温が低下する秋冬期にイチゴを収穫する新たな作型(秋冬どり栽培)の開発を行っています。
この作型では,8月上旬から11月までの間,白熱電球を使った電照による暗期中断を深夜23時00分~1時00分の2時間行い,長日条件にすることで,イチゴの花房数が増加し,10月からのイチゴの収穫量を増やすことができます。
(野菜チーム)
(平成24年1月23日掲載)
【8月1日電照開始(2hr)】 【電照なし】
図1 四季成り性イチゴ「サマードロップ」の開花状況(2011年9月26日撮影)
※商品果は4g以上の正形果と6g以上の可販果 図2 四季成り性イチゴの電照処理が月別商品果収量に及ぼす影響
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