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掲載日:2023年3月29日

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ガン・カモ類生息調査を実施しました。(令和5年3月調査)

令和5年3月2日(木曜日)に,令和4年度宮城県ガンカモ類生息調査(3回目:渡去期)が実施されました。

宮城県では,国内に飛来するガン類の約8割が飛来する伊豆沼や蕪栗沼などの有数な渡り鳥の飛来地を有しており,渡り鳥の生態や生息状況を把握するため,毎年11月,1月,3月の計3回の調査を実施しています。

当管内においても,河川・海岸及びため池など39地点(気仙沼市24箇所,南三陸町15箇所)を職員及び自然保護員の計8名で実施しました。調査結果の方は以下の通りです。

調査日 区分 ガン類 ハクチョウ類 カモ類
令和5年3月2日 全県 14,585羽 934羽 22,048羽 37,567羽
気仙沼管内 166羽 25羽 805羽 996羽
令和4年3月3日 全県 70,120羽 3,496羽 40,748羽 114,364羽
気仙沼管内 281羽 73羽 953羽 1307羽
増減 全県 -55,535羽 -2,562羽 -18,700羽 -76,797羽
気仙沼管内 -115羽 -48羽 -148羽 -311羽

 

3月調査は渡り鳥の渡去期であり,宮城県で越冬したガン・カモ・ハクチョウ類が繁殖地である北方に渡りを始めている時期となります。

全県的には,ガン類・ハクチョウ類・カモ類の全てが飛来減少となっており管内でも同様の結果となりました。昨年度は寒波の影響もあり,北帰行が遅れたとみられますが,今年は例年通りの2月上旬から始まったためこのような飛来数となったと思われます。

管内では,国の天然記念物であり,国のレッドデータブック絶滅危惧2.類に指定されている「コクガン」が飛来します。1月の飛来最盛期の調査では304羽(志津川湾,気仙沼湾(岩井崎の北側など))の確認ができ,宮城県では一番飛来する地域となっております。今シーズンはすでに渡去期に入っていますが,来シーズンで「コクガン」を見てみたいと思われたら管内での野鳥観察をおすすめします。

なお,観察の際は以下のマナーを守って楽しく観察しましょう。

  1. むやみに野鳥に近づいて,驚かせて飛び立たせたりしない。
  2. 漁業者,農業者をはじめとする地元で生活する方々への迷惑とならないよう,車の駐車場所や望遠鏡や双眼鏡などで人家方向を見ない。
  3. 今シーズンは多くの高病原性鳥インフルエンザが発生し,養鶏場への大きな被害を与えています。また,全国各地で死亡野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出例が報告されています。

高病原性鳥インフルエンザは密接に接触をしない限り,鳥から人間に直接感染する危険性は極めて低いとされていますが,養鶏場へ高病原性鳥インフルエンザを媒介することになることがないよう,野鳥観察の後は靴底やタイヤ周りの消毒(消石灰など)や手洗い,うがいの励行をお願いします。

 

県内全体の調査の概要は宮城県環境生活部自然保護課のホームページをご覧ください。

自然保護課

お問い合わせ先

気仙沼地方振興事務所 林業振興部森林管理班

気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6

電話番号:0226-24-8285

ファックス番号:0226-24-8994

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