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令和5年11月9日(木曜日)に、令和5年度宮城県ガンカモ類生息調査(1回目:飛来期)を実施しました。
宮城県には、国内に飛来するガン類の8割が飛来する伊豆沼や蕪栗沼などの全国有数の渡り鳥の飛来地があり、渡り鳥の生態や生息状況を把握するため、毎年11月、1月、3月の計3回の生息調査を実施しています。
気仙沼地方振興事務所管内(気仙沼市及び南三陸町)においても、河川・海岸及びため池など39地点(気仙沼市24箇所、南三陸町15箇所)で調査を実施しました。調査結果は以下のとおりです。
調査日 | 区分 | ガン類 | ハクチョウ類 | カモ類 | 計 |
令和5年 11月9日 | 全県 | 191,067羽 | 7,094羽 | 45,182羽 | 243,343羽 |
気仙沼管内 | 58羽 | 0羽 | 500羽 | 558羽 | |
令和4年 11月10日 | 全県 | 229,468羽 | 5,403羽 | 33,217羽 | 268,088羽 |
気仙沼管内 | 58羽 | 9羽 | 988羽 | 1,055羽 |
11月調査は、宮城県で越冬するガン・カモ・ハクチョウ類の飛来初期に行う調査となります。
前年の調査数と比較して、全県的には、ガン類の飛来が減少したため、合計の飛来数は減少しました。気仙沼管内では、カモ類の個体数が大幅に減少しているため、合計飛来数が減少となっています。暖冬の影響により、群れが宮城県より北の地域に留まっているのではないかと考えられています。
気仙沼管内では、今年度も国の天然記念物の「コクガン」の飛来を確認できました。野鳥観察に行かれる際には、北国からはるばるやってきた渡り鳥たちをあたたかく見守ってください。
なお、野鳥の観察を行う際は、以下のマナーを守って観察をしていただくようにお願いします。
1.むやみに野鳥に近づき、驚かせて飛び立たせない。
2.漁業者、農業者をはじめとする地元で生活する方々に迷惑をかけない。
・通行や安全の支障となる場所や騒音などが迷惑になる場所に車を止めない。
・望遠鏡や双眼鏡などを人家に向けない。
・その他、住民の生活等に、迷惑になる行為を行わない。
飛来したコクガン(撮影:気仙沼地方振興事務所林業振興部)
県内全体の調査の概要は、宮城県環境生活部自然保護課のホームページを御覧ください。
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