第8回「富県宮城グランプリ」受賞者紹介

富県宮城グランプリ受賞者

県内の市町村,企業・団体,地方振興事務所等による推薦（自薦を含む）のあった企業・団体（合計15件）から,県内の産学官の主要団体で構成する「富県宮城推進会議」幹事への意見聴取等を経て知事等が決定しました。

本県産業の発展,地域経済の活性化に最も貢献したと認めるもの。

富県宮城グランプリ
「受賞者」及び「受賞理由」
産電工業株式会社（外部サイトへリンク）　（仙台市）長年のインフラ設備事業で培った技術力と経験を活かし,省エネ・創エネ及び医療・介護の異分野や海外にも進出。自社製品である「ソーラーLED街路灯」や「見守り支援システム」を開発するなど事業を通じて地域課題の解決に取り組んでいるほか,県内企業の新規取引先開拓支援にも注力している。これらの取組を通して,新たに事業機会を創出し拡大するなど,地域経済の活性化に貢献している。

ものづくり産業分野において,品質や生産性の向上,新商品の開発,新市場への参入などにより業績をあげている企業であって,地域のものづくり産業の模範となりえるもの。

ものづくり産業振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
河北ライティングソリューションズ株式会社（外部サイトへリンク）（石巻市）特殊光源の専門メーカーとして,長年に渡り蓄積してきたランプ製造技術をベースに信頼性の高い最適なカスタマイズ製品を提供。医療・半導体・航空分野では海外の評価も高くグローバルで活躍。各種産業で高度化する技術や多様化するニーズに応えるために光応用研究開発部門を新設し更なる成長を図っている。これらの取組を通して,新たな付加価値の創出に寄与しており,地域に根ざした企業として地域産業の振興に貢献している。
株式会社岩沼精工（外部サイトへリンク）（岩沼市）精密プレス部品などを得意としており,次世代技術の核となるような新技術・新工法を確立し,従来の概念にとらわれることのない高付加価値の製品づくりを行っている。あらゆる顧客の要望に応え続けることで地道に顧客開拓を行い,1社依存の体質から脱却し,取引先を大きく拡大してきた。これらの先端的な技術開発などを通して,県内ものづくり産業の生産性向上に寄与している。

食産業分野において,6次産業化や高付加価値化,販路開拓等により業績をあげている企業であって,地域産業振興への貢献が顕著なもの。

「みやぎの食」振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
理研食品株式会社（外部サイトへリンク）（多賀城市）わかめを中心とした付加価値の高い海藻関連商品や調味料などを手がけており,国内トップクラスの研究開発力を誇る。高齢化社会や健康志向のニーズをうまく捉えて商品開発を行い,特許取得にも熱心に取り組んでいる。これらの高度かつ最先端の技術をベースにした取組を通して,食品産業の発展や食文化の普及に大きく貢献している。

産学連携による新技術の開発や,高度人材の育成・確保等,産業分野を問わず,革新的な手法により地域産業の模範となりえる成果をあげているもの。

地域産業革新部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社二印大島水産（外部サイトへリンク）（気仙沼市）水産加工業界の先陣を切って生産カイゼンに挑戦し,主力商品の生産効率を8倍に高めることに成功。これを業界全体に定着させるため,カイゼン手法を惜しみなく披露するなど普及啓発に取り組むほか,外国人技能実習生の地元研修体制の整備にも尽力している。これらの取組を通して,県内水産加工業の競争力強化や人材育成に貢献しており,他の企業の模範となりえる。

上記の区分によりがたい推薦があった場合で,その功績が特に顕著であると認めるもの。

特別賞
「受賞者」及び「受賞理由」
ヤグチ電子工業株式会社（外部サイトへリンク）（石巻市）高い技術力を有し,小型放射線量計や小児弱視訓練器など社会の課題を素早く捉えた特徴的な自社開発製品を次々に商品化し国内外に販売。オープンイノベーションによる開発環境を構築し,受託生産中心の事業形態から「開発型メーカー」へと成長を遂げている。