第7回「富県宮城グランプリ」受賞者紹介

富県宮城グランプリ受賞者

県内の市町村,企業・団体,地方振興事務所等による推薦（自薦を含む）のあった企業・団体（合計12件）から,県内の産学官の主要団体で構成する「富県宮城推進会議」幹事への意見聴取等を経て知事等が決定しました。

本県産業の発展,地域経済の活性化に最も貢献したと認めるもの。

富県宮城グランプリ
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社ケディカ（外部サイトへリンク）　（仙台市）電子機器や自動車分野で蓄積した表面処理の独自の技術力を生かして医療分野に進出。地元大学との産学連携により歯科器具の洗浄剤を開発し,洗浄作業負荷の大幅軽減と安全性確立を実現したほか,国内大手サプライヤを通じて全国展開を図った。これらの取組を通して,新たに自社製品を開発し,新市場に参入するなど,地域経済の活性化に貢献している。
株式会社山大（外部サイトへリンク）（石巻市）県内最大の製材工場として県内林業の振興に寄与。県内工務店等約50社と「宮城の伊達な杉の家を創る会」を設立し,会員となる工務店等に県産杉を主体とする高品質な製品を供給する仕組を構築した。これらの取組を通して,本県産業の発展に貢献しているほか,地域経済の循環や県内林業の活性化に寄与している。

ものづくり産業分野において,品質や生産性の向上,新商品の開発,新市場への参入などにより業績をあげている企業であって,地域のものづくり産業の模範となりえるもの。

ものづくり産業振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社北光（外部サイトへリンク）（栗原市）県内で半世紀にわたり電子部品などを生産。産学連携により高難度の塗装方法での全自動化技術を確立したほか,EV（電気自動車）用部品の信頼性を向上する技術の開発などにより海外への販路を拡大した。これらの取組を通して,産学連携による品質向上を実現し,販路を拡大するなど,地域経済の活性化に貢献している。

食産業分野において,6次産業化や高付加価値化,販路開拓等により業績をあげている企業であって,地域産業振興への貢献が顕著なもの。

「みやぎの食」振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
丸山株式会社（外部サイトへリンク）（蔵王町）国産豚肉「JAPAN X」をブランドとして確立したほか,繁殖から販売までの一元化を実現し,牧場直送により高品質・低価格な食肉を供給しており,商品の競争力を高めている。これらの畜産における6次産業化の取組を通して,地域の活性化に貢献しており,他の企業の模範となり得る。

産学連携による新技術の開発や,高度人材の育成・確保等,産業分野を問わず,革新的な手法により地域産業の模範となりえる成果をあげているもの。

地域産業革新部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
南三陸志津川さんさん商店会（外部サイトへリンク）（南三陸町）商店街での様々な催しを通じた地域の新たな魅力の発信などにより,被災地の商店街の中でも高い集客を維持しているほか,商店街として持続的な発展を目指した工夫を重ねている。これらの取組を通して,観光をはじめとする町の産業振興や地域経済の活性化に貢献しているほか,復興に向けて取り組む商店街の象徴的な存在となっている。

表彰式

独自技術やノウハウ,商品,サービス,ビジネスモデルなど特筆すべき取組を行っている企業・団体や,今後の取組や成長などに大きな期待を寄せる企業・団体を表彰するもの。

経済商工観光部長賞
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社コイワイ（外部サイトへリンク）（大河原町）砂型・金属3Dプリンターを活用して工期短縮や複雑な形状の部品を製作しているほか,スタートアップ企業の製品化を支援する拠点を整備するなど,県内において先進的なものづくりの拠点形成や県内製造業の事業環境向上への取組を進めている。今後は県内のものづくり企業の技術力向上やスタートアップ企業の発展への寄与が期待される。
東杜シーテック株式会社（外部サイトへリンク）（仙台市）産学連携によりAI等の先端技術を活用し,水産業における熟練者のノウハウを誰でも使用可能な装置に置換えることに成功。省力化・高付加価値化や,熟練者のノウハウの伝承,人手不足解消に向けたモデル的な取組となっており,今後,同産業におけるIT化推進への貢献が期待される。