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知事室へようこそ
令和8年1月5日
職員の皆さん、明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくり休めたでしょうか。
今年は、人口減少対策やDXの推進をはじめ、昨年の知事選挙で県民の皆様にお約束した内容を形にしていくため、取り組むべきことが非常に沢山あります。この一年間、一つひとつの施策を着実に前進させつつ、新たなことにも果敢に挑戦し、更なる飛躍の年にしていきましょう。
それでは、令和8年のスタートに当たり、県政運営についての私の考えをお話します。
まずは、震災復興についてです。
今年の3月で東日本大震災の発災から15年を迎えますが、未完成となっている気仙沼市の防潮堤は、私の任期中に完成できるよう、着実に整備を進めてまいります。
ソフト事業についても、被災者の心のケアやコミュニティの再生、産業・なりわいの下支えのほか、福島第一原発事故被害や処理水の海洋放出への対応、放射性物質汚染廃棄物等の処理の促進、震災の記憶・教訓の伝承などに引き続き丁寧に取り組んでまいります。
「第2期復興・創生期間」は今年度末で終了いたしますが、復興の完遂に向けた歩みは、それをもって終了するものではなく、来年度以降も着実に進めていく必要があります。引き続き、関係者としっかり連携した対応に努めてください。
次に、人口減少対策についてです。昨年の選挙でお示しした私の政策集のタイトルは、「人口減少に立ち向かう!宮城・東北の発展に向けた新たな地方創生への挑戦」としました。我が県の将来を考えたときに、最大の課題は「人口減少」であります。
その背景には様々な要因がありますが、特に課題となっているのは、若者・女性の県外流出であることから、これまでの自然増・社会増へ向けた対策に加え、今後は「若者・女性に魅力ある地域づくり・職場づくり」に取り組むことが重要になります。
昨年は庁内の若手・女性職員を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、これまでとは異なる視点で施策を検討いただきました。具体的には、いわゆるアンコンシャス・バイアスの解消や女性活躍を積極的に進める企業への支援の拡充など女性が活躍できる環境整備に向けた取組のほか、若い世代が宮城で働き、暮らすことに魅力を感じられるような新たな取組を提案いただいたところです。
今年から、これらの事業を着実に進め、若者・女性に選ばれる宮城をつくり、地元への定着につなげてまいります。
また、あらゆる分野でのDXの推進に力を入れ、企業等の生産性を高めるとともに、県民生活を便利で暮らしやすいものとしていくことも重要であります。昨年策定した「みやぎDX推進ポリシー」にもあるとおり、マイナンバーカードの利活用拡大、行政手続のオンライン化・キャッシュレス化の推進、生成AIなどの先進的技術の積極的な利活用といった取組に力を入れてまいります。
外国人材の受入れも重要です。農林水産業、建設業、製造業など、あらゆる産業分野で外国からの技能実習生に活躍していただいております。このように、外国の方は地域の一員として社会を支える担い手であることから、マッチングのみならず、外国の方が地域に溶け込むための支援もしっかりと進めてまいります。
昨年の知事選挙では、県民の皆様から6期目の重責を託していただきました。年が変わって、新鮮な気持ちで改めてスタートを切りたいと思います。
ここ数年は新型コロナウイルス感染症への対応や全国知事会長としての職務などもあり、県内各地を訪れ、県民の皆様のお話に耳を傾ける機会が限られておりましたが、今年は県内各地に足を運び、関係者から様々な御意見を伺い、現場のニーズを踏まえて施策を推進してまいります。
そして、私が政策集に掲げた取組は、ぜひ実現させたいと思います。特に、私が知事に就任して以来掲げてきた「富県宮城」の実現へ向けた取組は着実に継続し、人口減少の影響を受けにくい産業構造を作り上げるとともに、県内総生産10兆円をもう一度達成することを目指してまいります。
そのためにも、半導体企業をはじめとするものづくり企業の誘致を、引き続きしっかりと進めていきたいと考えております。我が県には、工場の立地に必要な用地、大量の工業用水、公共インフラ環境、良好な交通アクセスのほか、東北大学をはじめ多くの研究施設や関連企業が集積するなど多くの利点があります。これまでの誘致活動で得られた知見も活かした企業誘致を進め、日本における半導体生産の重要拠点となる「みやぎシリコンバレー」の実現を目指してまいります。
他にも、冒頭で触れた防潮堤の完成、仙台医療圏の病院再編、宿泊税の施行にあわせた観光地の賑わい創出やアクセス環境の改善等に向けた取組など、私にはこの4年間で成し遂げたいことがたくさんあります。本日は、代表的なトピックをお伝えしましたが、県の提供する行政サービスは県民生活の様々な場面に及び、教育環境や医療・福祉提供体制の充実、スポーツや文化活動などのあらゆる要素が、県民の方々の幸福へとつながっています。職員の皆さんにおかれましては、県民の皆様に「生まれてよかった、育ってよかった、住んでよかった」と思っていただける宮城の実現に向け、引き続き力を発揮していただきたいと思います。
こうした政策に果敢にチャレンジしていくためには、ともに働く仲間、職員を確保していくことも必要です。皆さん御承知のとおり、人口減少や人手不足を背景とした民間企業の雇用の活性化などにより、県職員の確保が課題となっています。その解決に向けては、ライフスタイルの変化に合わせた柔軟な働き方や魅力ある職場環境の実現が重要であることから、オフィス改革やテレワークの推進、フレックスタイムの拡充などに積極的に取り組んでいるところであり、今年度からは、様々な事情により宮城県庁を退職した方を対象とした「みやぎカムバック採用」も始めたところです。また、生成AIを活用することにより、職員の皆さんが注力する業務を定型的なものからそれ以外のもの、例えば施策立案などにシフトし、やりがいのある職場を作っていくことも重要です。
管理職の皆さんには、若手職員の人材育成や、意欲をもって働ける職場づくりにこれまで以上に取り組んでいただき、若者に選ばれる魅力的な宮城県庁を作り上げていきましょう。
さて、我々が取り組まなければならない課題の中には、意見が分かれ、難しい対応を迫られることもあると思います。
私の人生に大きな影響を与えた松下政経塾の塾訓に「素直な心で衆知を集め」という一節があります。あらゆる意見に常に謙虚に耳を傾け、何が全体の利益になるのかをしっかりと考えた上で決断していくことが大変重要です。皆さんもそのように考え、行動をしていただきたいと思います。
誰もが経験したことのない人口減少社会においては、これまでにも増してそのような気構えが必要であります。私は、今年もこの気持ちを持ち続けて行動いたします。どうか皆さんよろしくお願いいたします。
結びになりますが、皆さんには、体調管理に十分留意し、新たなことにも失敗を恐れずにどんどんチャレンジして、実りある1年にして欲しいと思います。
どうか皆さん、よろしくお願いします。終わります。
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