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田んぼダムについて理解向上を図り、田んぼダムの取組普及・拡大を目指すことを目的として、令和7年11月28日、大和町立吉田小学校の子どもたちを対象とした田んぼダムについての出前講座を開催しました。
「田んぼダム」とは、田んぼから排水路に水を落とすための落水ますに元々の落口より小さい口径のせき板(調整板)を設置することで、大雨の際に田んぼからの排水量を抑制し、農地や市街地の洪水被害を軽減しようという取り組みです。
講座前半では、初めに田んぼダムがどのような仕組みで街を水害から守っているのか講義を行いました。その後、模型を使った水利実験を行い、せき板の有無で排水量にどのような差が出るのかを実演しました。せき板がない田んぼでは一気に水が流れ出してしまうのに対し、田んぼダムでは水がゆっくりと時間をかけて排水され、下流に見立てた街の浸水被害が抑えられる様子を、子どもたちは興味津々な様子で観察していました。
講座後半には、大和町から配布されたせき板への絵付け体験が行われ、子どもたちは田んぼに生息する多様な生き物や、「地域を守る田んぼダム」等のメッセージを描いていました。この絵付けしたせき板は、後日、大和町内の田んぼに設置される予定です。
講座終了後に実施したアンケートでは、子どもたちから「一枚の板を付けるだけで水害を防ぐことができるのにびっくりした」「自分が絵を描いたせき板が農家の方に使ってもらえるのが楽しみ」等の感想があり、防災や地域の農業を身近に感じてもらうことができた様子でした。

田んぼダムについての講義

模型を使った水利実験

せき板への絵付け体験
田んぼダムや模型実験については、農村振興課の下記HPをご覧ください。
「普段は田んぼ,時々ダム」田んぼダム実施中!(別ウィンドウで開きます)
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