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県内の野菜や花き栽培現地では,栽培途中での防除が難しく経済的に大きな被害を与える土壌病害の発生が問題となっています。対策としては,化学薬剤による土壌消毒等が実施されていますが,発病状況やほ場の抱える発病リスク等に応じた対策が講じられているとは言い難いのが現状であり,過剰な作業労力やコストを招く事態も発生しています。
このような現状を回避するため,近年,土壌や作物の状態から土壌病害の発病リスクを診断し,結果に応じて適切な対策を講じる病害管理法(ヘソディム)が開発されました。
しかし,これまでに開発されたヘソディムは,特定の産地を対象に開発されたものであるため,精度の高い診断が行える地域は限られています。そこで,人工知能(AI)により,広域で精度の高い病害診断・対策支援が行えるシステムを構築する技術開発を目的とした事業が,国立研究開発法人や各県のグループで開始され,宮城県も,「アブラナ科根こぶ病」と「キク半身萎凋病」を対象に試験を開始しました。
本研究では,
により,土壌や栽培条件等が異なっても対応でき,より広域な地域での普及に役立つAIを用いた土壌病害診断・対策支援技術を開発することを目標としています。
その結果,
が期待されています。
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