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トップページ組織でさがす広報課第三百七十一回宮城県議会追加提出議案知事説明要旨

第三百七十一回宮城県議会追加提出議案知事説明要旨

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年2月21日更新

令和2年2月21日

 

 ただいま追加上程されました令和元年度一般会計補正予算案をはじめ、提出議案の概要を御説明申し上げます。

 間もなく東日本大震災の発生から九回目となる三月十一日を迎えることとなります。

 今年度については、震災復興計画に定める発展期の二年目に当たることから、復興の総仕上げを達成するための極めて重要な年と捉え、復旧・復興事業の推進に最大限の力を注ぐとともに、富県宮城の実現、地方創生の推進などの数多くの県政課題に全力で取り組んでまいりました。

 振り返りますと、およそ三十年続いた平成が幕を閉じることとなり、五月には天皇陛下が即位され、令和という新たな時代がスタートいたしました。本県においては、四月に地域の方々にとって半世紀に及ぶ悲願であった気仙沼大島大橋が開通したほか、八月から約二か月にわたり「リボーンアート・フェスティバル二○一九」が石巻市を中心に開催され、大勢の方々に被災地へ足を運んでいただきました。また、先月には東日本大震災で被災した亘理町の新庁舎が完成し業務が開始され、県内自治体の全てにおいて被災庁舎の復旧工事が完了したところであります。今年度は、このような被災地を中心とした明るい話題を多く耳にしたところであり、未曾有の大震災からの復旧・復興が着実に進んでいるものと実感しております。

 民営化から四年目を迎えました仙台空港は、国際線ではタイ国際航空のバンコク便、中国国際航空の大連便の運航が再開されたほか、国内線ではエアアジア・ジャパンの名古屋便が新規就航するなど、利便性が更に向上し、今後、利用者の一層の増加が見込まれます。加えて、人気キャラクターとタイアップした通年観光キャンペーンも皆様に好評をいただいているとともに、来月には、宮城オルレ四コース目となる「登米コース」もオープン予定であり、今後、多くの観光客が本県を訪れるものと期待しております。さらに、上水道、工業用水道、下水道の三事業に係る「みやぎ型管理運営方式」については、先の議会において実施方針に係る条例の改正案が成立したところであり、今年度は、議員各位の御協力をいただきながら、創造的復興に向けた各施策を順調に進めることができたものと考えております。

 一方で、昨年十月に発生した令和元年台風第十九号に伴う豪雨により、県内各地に甚大な被害が生じました。現在、全力を挙げ河川施設や農地・農業用施設の復旧を急ぐとともに、被災された方々の生活や生業の再建に取り組んでおり、一日も早く被災地に明るい笑顔が戻るよう、国や関係市町と連携しながら、しっかりと対応してまいります。

 本県は、令和という新しい時代において、東日本大震災及び台風による豪雨災害という二つの大きな災害からの復旧・復興を成し遂げなければなりません。震災復興計画の最終年度となる来年度に向け、改めて、被災された方々をはじめとする県民の皆様一人ひとりの声に真摯に向き合いながら、県政運営に当たっていく所存であります。その上で、県民全体の英知を結集し、創造的復興を推し進め、更には震災復興計画の先も見据えながら富県宮城の実現を目指すとともに、少子高齢化や人口減少という我が国が抱える大きな課題にも怯むことなく立ち向かってまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解、御支援をお願い申し上げる次第であります。

 今年度の財政運営についてでありますが、復旧・復興事業に係る財源については、事業費見合いにより、震災復興特別交付税が当初予算における見込みから減額となったものの、復興交付金など国の手厚い財政支援が継続されたことから、必要額を確保することができました。通常事業の財源については、普通交付税が上振れし、また、県税や地方譲与税、臨時財政対策債は当初予算計上額を概ね確保できる見込みであることから、富県宮城の推進をはじめとする各種事業について計画どおりに取り組むことができたものと考えております。

 今回の補正予算案では、東日本大震災及び令和元年台風第十九号からの復旧・復興事業をはじめとする歳出予算の執行額や歳入予算の確定見込みに伴う計数整理を行ったところであります。また、特例的な県債である退職手当債の発行を見合わせたほか、財政調整基金の取崩しを一部取りやめて残高を確保するなど、来年度以降の財政運営も見据えた編成を行っているものであります。

 補正予算案の主な内容ですが、震災復興関連事業につきましては、先月、国に第二十六回の申請を行った復興交付金を基金に積み立てるとともに、来年度以降の復興施策の財源として活用するため、全国の方々からの寄附金等を東日本大震災復興基金及び地域整備推進基金に積み増します。

 通常分の事業については、令和元年台風第十九号による被災市町村の災害復旧資金として市町村振興資金等を計上しております。

 このほか、みやぎ発展税の所要額等を富県宮城推進基金に積み増すほか、県有施設設備の維持更新や長寿命化を計画的に進めるため、所要の財源を県庁舎等整備基金及びスポーツ振興基金に積み立てることとしております。

 以上、補正予算案の主な内容について御説明申し上げましたが、今回の補正額は、一般会計で五百七十六億一千百余万円の減額、総計では五百七億余万円の減額となります。財源としては、普通交付税三十六億五千五百余万円などを追加する一方、国庫支出金百二十七億六千五百余万円、諸収入百二十一億九千百余万円、繰入金百十九億七百余万円などを減額しております。

 この結果、今年度の予算規模は、一般会計で一兆二千百三十三億三千三百余万円、総計で一兆七千五十七億六千四百余万円となります。

 予算外議案については、条例議案九件、条例外議案七件を提案しておりますが、そのうち主なものについて概要を御説明申し上げます。

 まず、条例議案でありますが、議第八十七号議案は、会計年度任用職員制度の導入に伴い、職員の服務の宣誓に関して所要の改正を行おうとするもの、議第八十九号議案は、東日本大震災により被害を受けた者に係る各種手数料の免除の期間を延長しようとするもの、議第九十四号議案及び議第九十五号議案は、自殺対策緊急強化基金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金の失効期日をそれぞれ延長しようとするものであります。

 次に、条例外議案でありますが、議第九十六号議案は、和解及び損害賠償の額の決定について、議第九十七号議案及び議第九十八号議案は、工事請負契約の締結について、議第九十九号議案は、権利の放棄について、それぞれ議会の議決を受けようとするものであります。また、議第百二号議案は、履行保証保険金請求事件に係る履行保証保険金請求調停事件に関し、調停に代わる決定に対して異議の申立てをしないことについて、専決処分を行いましたので、その承認をお願いしようとするものであります。

 以上をもちまして、提出議案に係る概要の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議を賜りまして可決されますようお願い申し上げます。