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荒砥沢ダムの紹介

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年9月10日更新

荒砥沢ダム諸元

荒砥沢ダム諸元
 河川名  一級河川北上川水系二迫川    
 位置  栗原市栗駒文字荒砥沢  
 目的 洪水調節・かんがい用水   
 型式  中央コア型ロックフィルダム 
ダム諸元 貯水池諸元  
 集水面積20.4平方キロメートル 総貯水容量  13,214,000立方メートル
 湛水面積0.76平方キロメートル 有効貯水容量 12,594,000立方メートル
 堤高74.4m 洪水調節容量 3,231,000立方メートル
 堤頂長413.7m 洪水期利水容量 8,738,000立方メートル
 堤体積3,048,000立方メートル 洪水時最高水位EL 274.4m
 ダム天端高EL 279.4m 平常時最高貯水位EL 274.4m
 計画高水流量430立方メートル毎秒 洪水貯留準備水位EL 268.7m
 最大放流量140立方メートル毎秒 最低水位 EL 241.1m

 洪水期:7月1日から9月30日まで
 非洪水期:10月1日から6月30日まで

荒砥沢ダムの役割

  1. 洪水調節
    荒砥沢ダム地点において計画高水流量430立方メートル毎秒のうち320立方メートル毎秒の洪水調節を行い、迫川沿川地域の人々の暮らしを洪水から守ります。
  2. 流水の正常な機能の維持
    既得用水の補給・維持流量の確保等、流水の正常な機能の維持と増進を図ります。
  3. かんがい用水
    荒砥沢ダムを含む上流4ダムで10,490ヘクタールの耕地に農業用水を供給します。
  4. 発電(利水従属)
    荒砥沢ダムの放流水を利用して発電を行い、この発電によって得られる収益を頭首工・用排水機場等の維持管理費に充当し、受益者の負担の軽減を図ります。(最大出力 1,000キロワット)

荒砥沢ダムの生い立ち

 二迫川は、宮城県北部を流下する北上川水系迫川の支流で流域面積約153平方キロメートル流路延長約47kmの1級河川です。その上流に荒砥沢ダムがあります。
 二迫川周辺に広がる水田約3,800ヘクタールは、しばしば深刻な水不足に見舞われてきました。また、二迫川が合流する迫川は、昭和初期から河川改修が行われてきましたが、台風や集中豪雨等によりたびたび洪水の被害を受けてきました。
  そこで、農業用水不足の解消のため昭和46年に調査を開始し、昭和53年からダム・頭首工・用水機場・用水路を整備する国営かんがい排水事業が始まりました。
 荒砥沢ダムは、この事業の一環として昭和57年に工事に着手し、その後,昭和61年に迫川総合開発事業により治水機能を持たせた多目的ダムとして整備することとなりました。工事は東北農政局が施工し、平成10年11月に完成しました。ダムが完成した同年12月1日から栗原地方ダム総合事務所が管理を行っています。

平成20年岩手・宮城内陸地震

 平成20年6月14日8時43分に、岩手県内陸南部の深さ約8kmで発生した「平成20年岩手・宮城内陸地震」は、マグニチュード7.2、岩手県奥州市と宮城県栗原市一迫で震度6弱を観測しました。荒砥沢ダムにおいては、震度6弱を観測し、ダム堤体基礎岩盤監査廊の地震計は最大加速度1,024Gal(記録可能最大値)を記録しました。

 岩手・宮城内陸地震により、荒砥沢ダム貯水池左岸上流で、長さ約1,300m、幅約800m、最大落差約148mの大規模地滑りが発生し、山が動きました。直径約200mから300mの大きな山が二車線の市道を乗せた状態で約300m移動し、地山に衝突して止まりました。推定崩壊土量は6,700万立方メートルと言われています。

 崩壊土砂の一部約422万立方メートルがダム敷地内に流入しました。地震発生直後午前9時の貯水位が2.42m上昇したことからダム湖面直下に約150万立方メートルの土砂が流入したと考えられます。また、湖面の水が第2常用洪水吐を越流したことから、土砂流入により6mを超える段波(津波)が発生したものと推定されます。