南川ダム　ダムの施設案内

南川ダム本体

昭和63年4月に試験湛水において、サーチャージ水位に達した時の写真です。（非常用洪水吐から水が流れています）

管理棟

ダムの主要施設を操作・監視したりする他、見学会の会場としても利用されてます。
大雨・洪水警報等の発令時には、職員が24時間体制で雨量を監視し、洪水予測を行い各関係機関に通知をしたり、必要時には、ダム下流域にサイレンやアナウンスにて危険を知らせます。

ダム施設操作卓

ダムの主要施設（洪水吐きゲート、農業用水ゲート、発電機用ゲート、非常用警報装置、日常ダム管理記録施設等）を操作する施設です。

ダム情報表示盤

ダムの主要施設の状態やダムの水位、流入量、放流量、上流流域の雨量、下流河川の水位等を表示する施設です。大雨時の警戒体制時にリアルタイムでダム情報を表示させ、必要により関係機関に通報します。

ダム施設巡視船

ダムの施設が常に正常か、ダム周辺でダムに悪影響を及ぼすものがないかなどを巡視して点検しています。

監査廊（ギャラリー）

ダム本体の中にある隧道で、主にダムの漏水状況や変位状況を定期的に測定しダムの安全を確保しています。また、ダムの操作用電線や漏水・変位状況を管理棟内で確認出来るように各種の配線が敷かれています。

傾斜計

ダムのたわみを観測する装置です。ダムの頂上から監査廊内の最下端までピアノ線でおもりを釣り下げて、ダム軸方向と河川方向のそれぞれの”変位”を計測します。

取水塔

取水塔は、かんがい用水や河川へ放流する水を取水する施設であり、放流水の水温に対応した水深を選択できます。

洪水吐

大雨が降ったとき、ダムの洪水調節を自然に行い下流に水を放流する施設です。

発電機室

取水棟より取水された水を利用して、河川に放流する前に発電しています。発電した電気は、ダムの管理に利用され、余った電気は電力会社に売電し、ダム管理費に充てられます。

鞍部（あんぶ）ダム

南川ダムの築造に伴って堰上げされた水が、溢れ出ないように造られたダムです。
ロックフィルダム形式で築造されており、ダムサイトには農業用水の取水施設があります。

警報所

大雨・洪水警戒時に、ダムの洪水吐から放流が開始される前に警報所がサイレンや放流開始のアナウンスを行い河川流域の住民等に危険を知らせます。

雨量観測所

ダム湖より上流に設置され、降雨の状況を測定する装置で、データは無線により管理事務所に送られます。

水位観測所

ダム下流の河川が河川の機能を維持するための水量が確保されているか、洪水時に安全な流量となっているかを常時観測している施設です。