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掲載日:2024年6月19日

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マツノマダラカミキリ発生予察調査

マツノマダラカミキリ発生予察調査とは?

いわゆる松くい虫被害と呼ばれる松枯れは、マツノザイセンチュウ(病原線虫、以下「ザイセンチュウ」と表記する。)がマツノマダラカミキリ(媒介昆虫、以下「マダラカミキリ」と表記する。)によって運ばれ、マダラカミキリがかじった松の枝から樹の内部に侵入し増殖する結果、木に水が通らなくなることによって起こります。
このサイクルに対応した被害防除法として

  1. 新たな被害発生を阻止するためマダラカミキリとザイセンチュウの殺虫を狙った被害木(感染源)の伐倒駆除
  2. ザイセンチュウの侵入を阻止するため、飛来してくるマダラカミキリ成虫の殺虫を狙った立木への薬剤散布
  3. 樹体内に侵入したザイセンチュウの増殖を防止するための立木への薬剤の樹幹注入

防除効果を発揮するため、1.についてはマダラカミキリが被害木から脱出する前に実施する必要があり、2.についてはマダラカミキリの脱出初期(厳密には離脱時期)と脱出最盛期に実施する必要があります。
マダラカミキリは全ての個体が一斉に成虫になって樹から脱出するわけではなく、宮城県の場合、最初の1頭が脱出する日(初発日)から最後の1頭が脱出する日(終発日)までおよそ1ヶ月半を要します。
また、越冬後の幼虫が蛹を経て成虫になって被害木から脱出する時期は3月以降の気温に影響され、初発日は年毎、地域毎に異なり、その期間もおよそ1ヶ月あることから、その年その地域における初発日を予測することが重要です。
このため、マツノマダラカミキリ発生予察調査を昭和51年から実施しており、現在、石巻市(沿岸部)、大衡村(県央内陸部:林業技術総合センター内)の2カ所に網室を設置し、調査を行っています。調査内容としては、3月に各網室にマダラカミキリが侵入している丸太を搬入し、6月から成虫発生後の雌雄別発生数を計測します。
毎年積み重ねたデータに基づいて当年のマダラカミキリの初発日を予測し、調査速報として公開しています。

マツノマダラカミキリ

マツノマダラカミキリ

マツノザイセンチュウ顕微鏡写真

マツノザイセンチュウ

初発日の予測と実際の初発日

宮城県内におけるマツノマダラカミキリの初発日予測と実際の初発日については、下記のとおりになります。

令和6年度

第1報(PDF:125KB)(別ウィンドウで開きます)

第2報(PDF:124KB)(別ウィンドウで開きます)

第3報(PDF:114KB)(別ウィンドウで開きます)

第4報(PDF:115KB)(別ウィンドウで開きます)

令和5年度

第1報(PDF:125KB)(別ウィンドウで開きます)

第2報(PDF:122KB)(別ウィンドウで開きます)

第3報(PDF:114KB)(別ウィンドウで開きます)

第4報(PDF:114KB)(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ先

林業技術総合センター  窓口:試験研究部

黒川郡大衡村大衡字はぬ木14-1

電話番号:022-345-4756

ファックス番号:022-345-5377

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