ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ組織でさがす自然保護課樽水・五社山県自然環境保全地域

樽水・五社山県自然環境保全地域

印刷用ページを表示する 掲載日:2009年5月27日更新

樽水(たるみず)・五社山(ごしゃざん)
県自然環境保全地域

地域の概要

 この地域は名取(なとり)市と村田(むらた)町にまたがり、仙台平野の南西部、北は高館山(たかだてやま)から南は阿武隈川に面した千貫山(せんがんやま)まで南北に幅5kmで細長く連なる高館丘陵の中にあって、樽水(たるみず)ダム(昭和52年完成)と五社山(ごしゃざん)(標高290.8m)を中心とした地域です。
 宮城県ではよく見られる典型的な里山ですが、気候的に暖温帯から冷温帯に移行する推移帯(間帯)に位置していることから、多様な動植物が生息する豊かな生物相を呈しており、学術的にも貴重な地域となっています。中でも、熊野那智(くまのなち)神社が鎮座する高館山のモミ・ウラジロガシ林はたいへん貴重な存在です。

地域一帯の遠望(画像)
上画像:地域一帯の遠望

 

高館山のモミ・ウラジロガシ林

 この林は暖温帯から冷温帯へ移行するあたりの気候帯を特徴づけるもので、モミ・イヌブナ林とともに貴重な森林です。高館山では、モミ林の中に暖帯性のウラジロガシ、ヤブツバキ、シロダモなどの常緑広葉樹が目立ちます。
 一方、高館山丘陵一帯はコナラ・クリ林でおおわれており、宮城県の里山の典型を見ることができ、動物相も豊富です。このごろ地域に生息するオオムラサキやヒメギフチョウが減少してきたことは残念なことです。

高館山のモミ・ウラジロガシ林の表
高館山のモミ林樽水ダム

高館山のモミ林(画像)

樽水ダム(画像)

 

熊野那智(くまのなち)神社

 名取市の高館山に鎮座する神社で、平安時代の末期に紀州(今の和歌山県)熊野三社を勧請(かんじょう)して建てられたと伝えられています。
 この地は交通の要衝でもあったため、古くからこの地を治める領主の保護を受けてきており、歴代の仙台伊達(だて)藩主を始め、武家、農民などたくさんの人々のあつい信仰を集めてきました。