令和2年度先進的AI・IoT活用ビジネス創出実証事業業務の企画提案を募集します。(成果報告書を掲載しました。)
1 更新情報
- 令和2年4月24日 「先進的AI・IoT活用ビジネス創出実証事業業務」の企画提案を募集します。
- 令和2年5月22日 質問に対する回答書を掲載しました。
- 令和2年6月12日 企画提案の募集を締め切りました。
- 令和2年7月13日 企画提案の選定結果を掲載しました。
- 令和3年1月29日 オンラインセミナーでの成果報告(事例紹介)を開催しました。
- 令和3年5月19日 選定案件3件の成果報告書(公開版)を掲載しました。
2 委託業務名
先進的AI・IoT活用ビジネス創出実証事業業務
3 事業概要
県内IT関連企業等が,自動車・高度電子機械関連産業,農林水産業及び水産・食品加工関連産業等の県内ユーザー企業等の人手不足対策,生産性向上,新たな価値創出といった課題解決に寄与する,AI・IoT活用システムを開発し,導入実証を行うことにより,県内における先進的なAI・IoT関連ビジネスの創出,市場形成を図ることを目的とした事業を実施します。
事業実施に当たっては,企画提案を公募して受託事業者を選定します(プロポーザル方式)。
詳細については,下記に掲載されている募集要領をご確認ください。
4 委託期間
契約締結日から令和3年3月5日まで
5 事業費(委託上限額)
1件当たり金4,999,500円以内(消費税及び地方消費税の額を含む。)
6 採択件数
3件程度
7 委託業務の内容
- (1)AI又はIoTを活用したビジネスモデル等の企画
- (2)実証システムの開発
- (3)実証システムの導入,運用
- (4)実証状況の報告
- (5)成果報告書の作成
※実証場所は県内に限る。
※各業務の詳細は,下記に掲載されている募集要領をご確認ください。
8 対象分野
対象分野は,以下のいずれかにおいて,人手不足対策,生産性向上,新たな価値創出に効果が認められるものであること。
- (イ)自動車関連産業
- (ロ)高度電子機械関連産業
- (ハ)農林水産業及び水産加工・食品加工業
- (ニ)上記以外で,AI・IoTの活用により人手不足対策,生産性向上,新たな価値創出に対して効果が認められるもの
9 応募資格
プロポーザルに応募できる者は,次の条件を満たす,本件業務受託のために結成された共同企業体であって,それぞれ次に掲げる用件の全てを満たしている者とする。
共同企業体の幹事法人を決め,幹事法人が企画提案参加申込書を提出すること。幹事法人は,県内に本社を有するIT関連企業とする。ただし,幹事法人が委託業務の全てを他の法人に再委託することは不可とする。
なお,県の「物品調達等に係る競争入札の参加資格等に関する規定」で定める登録簿に登録されていない事業者につきましても応募可能である。
- 共同企業体の全構成員が満たすべき資格要件
- (1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4(一般競争入札の参加者の資格)各号に該当する者でないこと。
- (2)本事業の募集開始時から企画提案提出時までの全ての期間において,県の「物品調達等に係る競争入札の参加資格制限要領(平成9年11月1日施行)」に掲げる資格制限の要件に該当しないこと。
- (3)宮城県入札契約暴力団等排除要綱(平成20年11月1日施行)の別表2各号に規定する措置要件に該当しないこと。
- (4)本事業の業務を十分に遂行する能力を有すること。
- (5)本公募に関して,他の共同企業体の構成員となっていないこと。
- 共同企業体としての資格要件
- (1)共同企業体は,システム開発などの経験を有する県内IT関連企業等とシステムを業務に活用する県内ユーザー企業等で構成すること。
- (2)県内IT関連企業等は,以下のいずれかに該当すること。
(イ)単独のIT関連企業での応募の場合には,県内に本社を有すること。
(ロ)複数のIT関連企業での応募の場合には,1社以上は県内に本社を有するIT関連企業が参画すること。
- (3)県内ユーザー企業等は,県内に事業所を有し,実証場所を提供すると共に,システムの導入,運用及び実証状況の報告について,県内IT関連企業等と協力し実施すること。
- (4)本業務を的確に遂行する組織,人員を有していること。
- (5)本業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤及び専門的知識・経験を有し,かつ,資金等について十分な管理能力を有していること。
10 スケジュール
内容 |
期間 |
企画提案募集開始 |
令和2年4月24日(金曜日) |
質問受付期限 |
令和2年5月22日(金曜日)午後5時まで |
質問回答 |
令和2年5月29日(金曜日) |
企画提案書提出期限 |
令和2年6月12日(金曜日)午後5時まで |
企画提案書の選考(プレゼンテーション) |
令和2年7月7日(火曜日) ※予定 |
選定結果の通知及び公表 |
令和2年7月中旬 ※予定 |
契約締結及び業務開始 |
令和2年7月下旬 ※予定 |
委託契約終了 |
令和3年3月5日(金曜日) |
11 業務委託の候補者の選考方法
公募型プロポーザル方式
12 募集要領等
13 問い合わせ先及び書類提出先
宮城県 経済商工観光部 新産業振興課 情報産業振興班(宮城県行政庁舎14階)
〒980-8570 仙台市青葉区本町三丁目8番1号
TEL:022-211-2479 FAX:022-211-2729
e-mail:shinsanj@pref.miyagi.lg.jp
14 質問に対する回答
質問に対する回答書(PDF:80KB)
15 企画提案の選定結果
(1)業務委託候補者
アンデックス株式会社,蔵王酒造株式会社
ビジネスモデル1
ビジネスモデルの名称 |
小規模酒蔵がIoTを活用し宮城の日本酒をわきたたせる「日本酒製造における先進的IoTを活用したデータ取得・遠隔監視等システム」 |
ビジネスモデルの概要 |
日本酒製造工程にセンサー等のIoTデバイスを設置して各種データの自動取得、遠隔での状況確認を可能とする。また取得したデータを収集、蓄積することにより「酒蔵技術の見える化」を進める。その後、現状を解析することで日本酒製造工程の効率化、品質向上、匠の技の継承を実現することにより課題を解し、酒造りの担い手育成になり雇用問題、働き方改革の課題解決にもつながる取り組みとなる。 |
株式会社コー・ワークス,プラスエンジニアリング株式会社,株式会社ミヤックス,株式会社アイオーティドットラン
ビジネスモデル2
ビジネスモデルの名称 |
生産設備のIoT化とAI分析による業務改善と未来予測の実現 |
ビジネスモデルの概要 |
ものづくりの根幹となる生産現場の情報化を目指すために、アナログ生産設備に汎用的デバイスを設置し、データを取得することで、現場の見える化を実現する。そして既存のERPのデータと生産現場のデータの両データよりAI分析を行い、経営改善を行える製造業向けIoT/AIモデル工場と検証、実現する。その結果、本事業がモデル工場となり、宮城県内の製造業やIT企業を結び付け、県内全体の製造業の付加価値向上を実現する。 |
凌和電子株式会社,アイリスオーヤマ株式会社
ビジネスモデル3
ビジネスモデルの名称 |
無線照明活用の「汎用I/Fユニット」開発 |
ビジネスモデルの概要 |
無線照明制御システム「LiCONEX」の無線ネットワークを使用し、物流倉庫内に配置する温湿度センサー、風量センサーからデータを取得し、情報の見える化を実現する。それに基づいて効率的且つ適正な扇風機の配置を行うことで暑さ指数(WBGT)を改善する。その結果、作業環境を改善し巡回人員の削減を図る。 |
(2)企画提案者
- アンデックス株式会社,蔵王酒造株式会社
- ヒトロボ株式会社,社会福祉法人キングス・ガーデン宮城,株式会社ORSO
- 株式会社コー・ワークス,プラスエンジニアリング株式会社,株式会社ミヤックス,株式会社アイオーティドットラン
- 凌和電子株式会社,アイリスオーヤマ株式会社
- 匠ソリューションズ株式会社,医療法人ライウズ,株式会社CDC研究所
- ライフラボラトリ株式会社,株式会社イズミヤ
(3)評価点(点数順)
評価点一覧
提案者A |
提案者B |
提案者C |
提案者D |
提案者E |
提案者F |
433 |
401 |
389 |
383 |
366 |
337 |
16 セミナーでの成果報告(事例紹介)の実施
2021年1月29日(金曜日)に,「令和2年度AI・IoTオンラインセミナー」にて,選定案件3件の事例紹介を行いました。当日は,196名と多くの皆様にご参加頂き,誠にありがとうございました。
「令和2年度AI・IoTオンラインセミナー」
~AIのビジネス活用とAI・IoTを用いた県内企業の課題解決取組紹介~
- 日時:2021年1月29日(金曜日)13時30分~16時20分
- 開催方法:Zoomウェビナーを用いたオンライン配信
- 主催:宮城県,みやぎ高度電子機械産業振興協議会,みやぎ自動車産業振興協議会,みやぎ組込み産業振興協議会
- 共催:マシンインテリジェンス研究会
- 実施内容:
- (1)講演
- 演題:「プログラミングは必要ない!?AI活用のはじめの一歩」~全ての人々がAIを自由に活用できる社会の実現に向けた挑戦~
- 講師:株式会社ミヤックス 代表取締役COO,株式会社aiforce solutions 共同創設者 取締役COO,東北大学データ駆動科学AI教育研究センター特任准教授(客員)髙橋 蔵人 氏
- (2)事例紹介
宮城県内IT関連企業とユーザー企業の連携によるAI・IoTを用いた課題解決取組み紹介(令和2年度「宮城県先進的AI・IoT活用ビジネス創出実証事業」)
- (1)「無線照明活用の「汎用I/Fユニット」開発」
(凌和電子(株),アイリスオーヤマ(株))
- (2)「小規模酒蔵がIoTを活用し宮城の日本酒をわきたたせる「日本酒製造における先進的IoTを活用したデータ取得・遠隔監視等システム」」
(アンデックス(株),蔵王酒造(株))
- (3)「生産設備のIoT化とAI分析による業務改善と未来予測の実現」
((株)コー・ワークス,プラスエンジニアリング(株),(株)ミヤックス,(株)アイオーティドットラン)
- (3)令和2年度「みやぎ認定IT商品」紹介
「AI・IoTインフラメンテナンスプラットフォーム「JUDGE!」」((株)SRA東北)
- 当日の様子(オンライン配信会場)
17 成果報告書(公開版)について
選定案件3件の成果報告書(公開版)を掲載します。
- (1)「無線照明活⽤の「汎⽤I/Fユニット」開発」
(凌和電子株式会社,アイリスオーヤマ株式会社)
- (2)「“小規模酒蔵がIoTを活用し宮城の日本酒をわきたたせる”「日本酒製造における先進的IoTを活用したデータ取得・遠隔確認等システム」」
(アンデックス株式会社,蔵王酒造株式会社)
- (3)「⽣産設備のIoT化とAI分析による業務改善と未来予測の実現」
(株式会社コー・ワークス,プラスエンジニアリング株式会社,株式会社ミヤックス,株式会社アイオーティドットラン)