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宮城県では、CLT等の活用による新たな県産材需要の創出に取り組んでいます。
「CLT等建築物の実現」、「CLT等の技術開発」などに取り組む事業者に対し、CLT等に関連する工事費や構造設計に必要な経費の一部(最大2,000万円)を補助します。
【PR版】みやぎCLT等普及促進事業(2メニュー)(PPT:3,312KB)
補助対象 |
県産CLT、県産超厚合板、県産DLT等を適材適所に使用し、かつ建設に使用する全木材使用量のうち2分の1以上に県産材を使用した「建築物(※主要構造部分は木造・RC造・S造の如何を問わない。)」 「県産材」とは、合法な手続きを経て伐採された宮城県産の原木を宮城県内で加工した木材製品をいう。 ただし、合法な手続きを経て伐採された宮城県産の原木を宮城県内でラミナ加工後、JAS認証工場で加工した集成材を含むものとする。 |
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補助率 |
県産CLT等購入費及び関連する木工事費の2分の1以内(上限20,000千円) |
募集期間 |
募集期間:令和7年7月1日(火曜日)~7月31日(木曜日) 応募者多数の場合の採択は、審査により決定します。 応募を検討している場合は事前に林業振興課までお問い合わせください。 |
事業量 | 2件/年(程度) |
提出書類 |
(1)提案書(事務取扱要領様式10及び様式11、様式12) (2)添付書類:施設概要図(イメージパース等)、設計図(位置図・平面図・矩計図等)、事業費積算資料等一式 |
補助対象 |
宮城県産CLT、県産超厚合板、県産DLT等を主要部材等として規格(ユニット)化した新技術・各種製品,店舗・倉庫等建物(工法)の開発、モデル施工、普及広報活動等に掛かる経費 |
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補助率 |
(1)ユニット開発(企画・設計・試験・普及広報等)に掛かる経費(一式) (2)材料(CLT等)購入費 上記経費の合計に対し、一定額を支援(上限15,000千円) |
事業量 |
1件/年(程度) |
募集期間 |
募集期間:令和7年7月1日(火曜日)~7月31日(木曜日) 応募者多数の場合の採択は、審査により決定します。 応募を検討している場合は事前に林業振興課までお問い合わせください。 |
提出書類 |
(1)提案書(事務取扱要領様式10及び様式11、様式13) (2)添付書類:開発計画書、経費積算書等一式 |
締切当日,当課到着分まで有効とします。
応募先 | 住所 | 連絡先 |
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宮城県 水産林政部 林業振興課 みやぎ材流通推進班 |
〒980-8570 宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 | 022-211-2912 |
宮城県の森林資源は本格的な利用の時期を迎えています。そこで、木造住宅など既存の木材需要に加え、新たな分野で需要を創出し、県産材を有効活用していくこととしています。
近年県内で生産体制が整い、新たな建材として期待が高まるCLT等県産木製品の「需要拡大」と「価格低減」を目指し、CLTや超厚合板などの新技術を活用した「CLT等建築物」の実現やCLTの普及に向けた「規格化・ユニット化」を通して、あらゆる場面でCLT等県産材を活用する取組の提案を募集します。
CLT、LVL等新たな県産木材製品の普及が進むことで、森林整備が促進され地域環境の保全が図られます。また、木材を建築物等に利用することにより、二酸化炭素が木材の中に長期間固定され、地球温暖化防止にも大いに貢献することが期待されています。
【CLTとは】
Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略で、欧州で開発された木質建材です。挽き板(ラミナ)の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことを呼び、国内では「直交集成板」の名称でも呼ばれています。
一般的によく知られている「集成材」は、張り合わせる板の繊維方向が並行方向で線状の建材として用いられるのに対し、CLTは繊維方向が直交するように交互に張り合わせていくため、大きな面状の建材ができ断熱性、耐震性に優れ、高い寸法安定性が得られます。
我が国においては、比重が軽く断熱性能が高いスギ等からCLTを製造しており、国内で資源の豊富なスギ等針葉樹の需要拡大の一つとして期待されています。
【LVLとは】
ラミネイティッド・ベニア・ランバー(Laminated Veneer Lumber)の略で日本語では「単板積層材」と呼ばれています。製造方法は、ベニアレース又はスライサーと呼ばれる機械で、丸太を切削し単板(厚さ2~4mmの薄板:ベニヤ)にし、これを乾燥し、欠点のあるものを除去します。それから、単板の繊維方向に平行に積層接着し製造します。
日本では「ベニア板」と言うと合板を指すことがありますが、本来ベニアとは合板を構成する単板を指します。
LVLと合板の違いは、合板では積層接着する際に単板の繊維方向を交互に直行するように積層し、面材として使用されるのに対し、LVLは平行に積層接着されるため、柱や梁のように細長い部材(軸材)として用いられることがあげられます。
【超厚合板とは】
通常の合板は30mm厚程度、超厚合板はさらに厚手化することにより、中・大規模建築物の構造用途への適用を想定しています。国内シェア2割超の石巻地区合板メーカーが持つノウハウを最大限活かし、安定した品質と低コスト等を実現する宮城県初の製品として開発を進めています。
【DLTとは】
DLTは、製材を並べてから穴をあけ、木ダボを差し込むという、とてもシンプルな工程で製造できる木質素材です。製造時に接着剤や釘を使用せず、木ダボのみで接合しているため、木材100%の積層材です。床・壁・屋根などの構造材や木の風合いを生かした現しの意匠材、さらには木の素材感を活かしたインテリアまで、多彩な用途に活用が可能です。
【事業イメージ】
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