掲載日:2023年8月14日

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研究所の概要・沿革

要覧はこちら要覧(PDF:2,784KB)

宮城県農業・園芸総合研究所

〒981-1243
宮城県名取市高舘川上字東金剛寺1番地
Tel:022-383-8111,Fax:022-383-9907
E-mail:marc-fk@pref.miyagi.lg.jp

組織体制・施設

こちらの「研究体制図(PNG:81KB)」,施設・ほ場概要図(PDF:292KB)」を参照してください。
※岩沼分庁舎(宮城県岩沼市字東谷地1番地)での品種管理に係る業務は,平成31年4月より宮城県古川農業試験場に移管しました(業務は引き続き岩沼分庁舎で行われます)。

研究所の沿革・変遷

各部の主な業務・試験研究

総務部 Dept.of General Administration

  • 農業・園芸総合研究所の庶務,会計,施設の維持管理,周辺環境の整備及び各試験研究に必要な労務職員配置等,機能的に業務が行われるよう集中的に管理を行っています。

企画調整部 Dept.of Research Planning & Management

  • 農業関係試験研究機関の中核機関として,農業試験研究推進構想の策定や推進会議の運営を行っています。また、試験研究職員の人材育成、普及関係機関及び行政等からの要望課題の集約、知的財産権の管理、試験研究成果の評価会議の開催、農業者及び農業指導者等を対象とした研修の企画立案や試験研究成果の広報、見学者の案内や図書管理、ホームページの管理・運営など、各種試験研究の総合的な企画や調整を行っています。

  • 震災後に実施した「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」(平成24~29年)、「先端技術展開事業の研究成果の社会実装促進」(平成30~令和2年),農業関係試験研究機関が共通テーマとして取り組む「気候変動に適応した持続可能な農業技術の確立と社会実装」(令和3~7年度)、「水田の高度利用による作付け転換・輪作体系の推進」(令和4~6年度)について、オープンラボを通じた広報活動や実証研究で得られた成果の普及のための研修会等の開催に取り組んでいます。

外部評価委員会による試験研究の評価

外部評価委員会による試験研究の評価

水田を活用した大規模露地園芸推進のための排水対策研修会の開催

水田を活用した大規模露地園芸推進のための排水対策研修会の開催

情報経営部 Dept.of Information & Management

  • 県産農産物,農産加工品等の販売力強化のため農業経営者が実践しやすいマーケティング手法の確立、県産農産物や県育成品種に対する実需者・消費者の評価等に取り組んでいます。

  • 大規模露地園芸産地の実現に向け、ほ場整備地区等の土地利用型経営体が露地野菜を導入するための経営モデルの策定と持続可能な大規模露地園芸営農システムの確立等に取り組んでいます。

  • 次代への承継に向けた農業法人の経営体制のあり方と効果的な支援手法の解明等に取り組んでいます。

経営発展に向けたマーケティング手法のフレームワークの検証の写真
経営発展に向けたマーケティング手法のフレームワークの検証

園芸品目の導入や生産拡大を検討するための経営モデルの例(収支や労働時間のシミュレーション)
園芸品目の導入や生産拡大を検討するための経営モデルの例(収支や労働時間のシミュレーション)

野菜部 Dept.of Vegetable

  • イチゴについては、オリジナル品種「にこにこベリー」の生産拡大に向け,最適な環境条件を検討し、作業性、収益性の改善を目的とした研究に取り組むとともに、多収性、生産性の向上に資するオリジナル品種育成を継続します。また、間伐材等を使用した木質バイオマス暖房機の燃油削減効果を調査します。

  • 施設野菜分野では、高度複合環境制御ハウスにおけるトマト・パプリカの長期多段取り夏越し栽培の実証試験を基盤に、トマトでは摘葉方法に合わせた栽植密度について、パプリカでは夏越し栽培に適する品種選定と摘葉管理について取り組みます。また、園芸施設における炭酸ガスの動態の可視化による効果的な施用方法や果菜類の生育に合わせた環境制御により、収量・収益が向上する生産技術に取り組みます。

  • 露地野菜分野では、水田における大規模露地園芸を推進するため、排水対策や栽培方法を検討するとともに、RTK基地局を活用した自動操舵機械の現地実証に取り組みます。また、温暖化の影響から昨今の気候変動に適応した生産技術を組み立て、加工・業務向け野菜のブロッコリー、タマネギ、長ネギ等の生産マニュアルの見直しや新たな生産技術に取り組みます。

新品種「にこにこベリー」の栽培状況の写真
新品種「にこにこベリー」の栽培状況

太陽光利用型植物工場でのトマト栽培の写真
太陽光利用型植物工場でのトマト栽培

タマネギ機械化体系の実証の写真
タマネギ機械化体系の実証

ステレオカメラによる光合成量並びに生育量の推定

ステレオカメラによる光合成量並びに生育量の推定

花き・果樹部 Dept.of Flouriculture and Fruit Tree

  • 花き分野では,近年の夏秋期の高温によるキク類の開花遅延や品質低下への対策として、耐候性赤色LEDランプによる電照栽培の地域別栽培条件の解明に取り組みます。また、花きの高品質・安定生産にむけて冬季炭酸ガス施用や効果的な電照栽培等による環境制御技術の開発に取り組みます。

  • 果樹分野では、リンゴ、日本ナシの単位面積あたりの収量倍増を目指しジョイント樹形を改良した新たな樹形の開発を行います。また、気候変動に伴う温暖化に対応したブドウ・リンゴの着色促進技術や凍霜害対策技術の開発、さらに植物性残渣のコーヒー粕を用いたリンゴのマルチング技術の開発に取り組みます。

赤色LEDによるキクの開花調節試験の写真
赤色LEDによるキクの開花調節試験

リンゴのジョイント栽培の写真
リンゴのジョイント栽培

園芸環境部 Dept.of Horticultural Environments

  • 土壌環境分野では、大規模露地園芸栽培における湿害リスクの評価方法の開発,未利用有機質資源の効果的な活用技術の開発に取り組みます。

  • 虫害分野では、昆虫の寄主選択を阻害する振動,視覚及び嗅覚等による新たな害虫抑制技術や土着天敵の保護強化による天敵利用技術の開発に取り組みます。

  • 病害分野では、園芸作物生産地で発生し原因不明や対応に苦慮している病害について,原因や対策を解明し総合的病害虫管理技術(IPM)に対応する防除技術の開発に取り組みます。

  • 遺伝子工学分野では、ウイルス病診断における効率的な遺伝子解析技術や高度病害抵抗性野菜品種育成のための新規DNAマーカーやDNAマーカーによる選抜手法の開発に取り組みます。

ドローン空撮画像解析による野菜ほ場の植生指数・土壌水分マップ
ドローン空撮画像解析による野菜ほ場の植生指数・土壌水分マップ

リビングマルチの写真
リビングマルチを利用した害虫の耕種的防除

イチゴうどんこ病防除の写真
UV-B電球形蛍光灯を利用したイチゴうどんこ病防除
電子顕微鏡によるウイルス診断の写真
電子顕微鏡によるウイルス診断

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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