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公共用水域における環境ホルモン調査結果(平成19年度)

印刷用ページを表示する 掲載日:2008年7月10日更新

 宮城県が19年度に公共用水域中の環境ホルモンについて行った調査結果の概要は、次のとおりです。

1 調査目的

 平成10年度から平成14年度に実施した環境ホルモン作用が疑われている物質の環境汚染状況調査の結果から、雄のメダカの精巣に卵を形成する環境ホルモン作用が確認されているノニルフェノールが予測無影響濃度※を超えた6河川を対象にアルキルフェノール類等の詳細調査を実施しました。

※予測無影響濃度:魚類への環境ホルモンの作用影響がないと考えられる濃度として、環境省が提示している濃度。
ノニルフェノール(0.608μg/L)、4-t-オクチルフェノール(0.992μg/L)、ビスフェノールA(24.7μg/L)

2 調査概要及び結果

(1) 調査時期

  • 第1回 平成19年5月(水質、底質)
  • 第2回 平成19年11月(水質)

(2) 調査河川及び地点名

 大川(館山大橋)、吉田川(二子屋橋)、砂押川(多賀城堰)、白石川(船岡大橋)、増田川(毘沙門橋)、五間堀川(矢ノ目橋)

(3) 調査対象物質

 アルキルフェノール類 4物質(4-t-ブチルフェノール、4-t-オクチルフェノール、4‐n-オクチルフェノール、ノニルフェノール)、ビスフェノールA

(4) 調査結果

水質

 ノニルフェノールは全ての河川で検出され、砂押川で最大値0.32μg/L、ビスフェノールAは白石川以外の5河川で検出され、増田川で最大値 0.02μg/Lを示したが、いずれも予測無影響濃度以下でした。
なお、4-t-ブチルフェノール、4-t-オクチルフェノール及び4‐n-オクチルフェノールは検出されませんでした。

底質

 ノニルフェノールは砂押川、増田川で検出され、増田川で最大値8.6μg/kg、ビスフェノールAは砂押川、増田川、五間堀川で検出され、増田川で最大値10μg/kgを示しました。
なお、4-t-ブチルフェノール、4-t-オクチルフェノール及び4‐n-オクチルフェノールは検出されませんでした。

表1 アルキルフェノール類等の詳細調査結果(水質)
物質名 最大値
[μg/L]
検出状況各河川における調査結果[μg/L]
検出数/検体数検出
河川数
大川吉田川砂押川白石川増田川五間堀川
アルキルフェノール類ノニルフェノール0.3210/126ND~0.170.03~0.060.13~0.320.07ND~0.090.06~0.07
4-t-オクチルフェノールND0/80-NDNDNDNDND
4-n-オクチルフェノールND0/80-NDNDNDNDND
4-t-ブチルフェノールND0/50-NDNDNDNDND
ビスフェノールA0.026/125ND~0.01ND~0.010.01NDND~0.02ND~0.01

※ 検出下限値:0.01μg/L(ノニルフェノール0.03μg/L)
※NDとは、検出下限値未満をいう。

表2 アルキルフェノール類等の詳細調査結果(底質)
物質名最大値
[μg/kg]
検出状況
[検出数/検体数]
各河川における調査結果[μg/kg]
大川吉田川砂押川白石川増田川五間堀川
アルキルフェノール類ノニルフェノール8.62/6NDND3.4ND8.6ND
4-t-オクチルフェノールND0/5-NDNDNDNDND
4-n-オクチルフェノールND0/5-NDNDNDNDND
4-t-ブチルフェノールND0/5-NDNDNDNDND
ビスフェノールA103/6NDND1.2ND104.2
水分(%)
強熱減量(%)
12
2.9
21
2.2
32
4.1
5.4
1.0
27
3.6
16
1.7

※検出下限値:1.0μg/kg(ノニルフェノール3.0μg/kg)
※NDとは、検出下限値未満をいう。