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掲載日:2023年10月23日

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王城寺原補償工事事務所と障害防止対策事業のかかわり

宮城県王城寺原補償工事事務所では、陸上自衛隊の王城寺原演習場周辺において、防衛省の事業である「障害防止対策事業」を活用した工事の実施によって、自衛隊等の行為又は防衛施設の設置、運用等に伴い生じる地域農業に対する障害の防止又は軽減を図っています。

なお、設置した工作物等は工事完成後に各施設管理者へ管理委託しています。

 

王城寺原演習場(おうじょうじはらえんしゅうじょう)

加美郡色麻町、黒川郡大和町、黒川郡大衡村の3町村に跨がる陸上自衛隊の大規模な演習場です。

面積は4,651haで、演習場の周囲に高い山がないため、155mm榴弾砲演習による騒音と地響きは県の広範囲におよびます。

東北地方では唯一、対戦車ヘリコプター、迫撃砲、榴弾砲、戦車の訓練が可能な大規模演習場であり、陸上自衛隊だけでなく在日米軍の訓練にも使用されています。

沖縄県の負担軽減のため、在日米軍の沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練を王城寺原演習場を含む国内5箇所で分散・実施することが日米合同委員会において合意されたため、平成9年より、毎年、在日米軍の実弾射撃訓練が王城寺原演習場でも行われています。

位置図

障害防止対策事業(しょうがいぼうしたいさくじぎょう)

根拠法令 「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律(昭和49年法律第101号)第3条第1項」

自衛隊等の機甲車両その他重車両の頻繁な使用、射撃、爆撃その他火薬類の使用の頻繁な実施等により生ずる障害を防止または軽減するため、国が地方公共団体等が行う河川改修等に対して助成するものです。

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障害防止対策事業は、自衛隊等の行為又は防衛施設の設置、運用等により生じる障害を防止又は軽減するために行われますが、これは演習場周辺の地域住民等との信頼関係を構築することで、演習場が常に安定して使用できる状態を維持し、防衛施設の機能が十分に発揮されるようにするものです。つまり、民生の安定がとても重要であるということです。

 

【国の防衛体制の強化】

→我が国の防衛力と日米安全保障体制を支える基盤であり、我が国の安全保障に欠くことのできない防衛施設が、周辺地域との調和が図られ、常に安定して使用できる状態が維持されるとともに、その機能が十分に発揮されなければなりません 。

【地域コミュニティとの連携】

→自衛隊や米軍の行為あるいは防衛施設の設置・運用に伴いその周辺地域において生じる障害の防止、軽減などの措置を講じることにより、防衛施設と周辺地域との調和が図られ、周辺住民の理解と協力を得ることができます。

障害防止対策事業の代表的なパターン

概要
       〈演習場荒廃状況〉

荒廃状況

 

       概要

 

概要

洪水 土砂流出 用水不足 

 

        概要

 

概要

土砂 用水対策 洪水対策

 

注)事業(工事)が開始された初期には、 被災箇所の復旧工事が主体でしたが、被災箇所の復旧だけでは施工箇所以外が 次々に被災し抜本的な解決に至らず、周辺住民から強い不満が出されました。

  そのため、現在では被災箇所の復旧工 事だけではなく、将来被害が発生する恐れがある区間も含めた一定区間の防災工事 の実施が可能となっています。

 

再改修事業について

工事で設置した一部の工作物は、その後の事情変更等により、所要の機能が発揮出来なくなり、防衛施設周辺に再び障害を与えます。故に、下記条件に該当するものは、工作物の更新はやむを得ません。

(1)耐用年数が過ぎている場合

  ①事情変更で工作物の規模等が不適切になったもの

  ②工作物が老朽化して使用に耐えないもの

(2)耐用年数が過ぎていない場合

  ①新たな自衛隊等の行為により工作物の規模等が不適切になったもの

  ②公共土木災害等に認定されなかったが、自然災害により使用に耐えないもの

 

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お問い合わせ先

王城寺原補償工事事務所 

黒川郡大衡村大衡字平林63-1

電話番号:022-345-5175

ファックス番号:022-345-5176

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