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協働教育研修会【北部】

令和7年11月21日(金曜日)に大崎合同庁舎において「北部管内協働教育研修会」を実施しました。
北部管内の小・中学校職員、地域支援者、各市町教育委員会職員等27名が参加し『部活動の地域移行』について学び、学校・家庭・地域がそれぞれに教育力を発揮し、地域全体で連携・協働した環境づくり・地域づくりについて研修しました。

【説明】宮城県中学校体育連盟の現状

〔講師〕宮城県中学校体育連盟理事長 櫻井直樹 氏

『大会の参加条件・加盟団体等の情報共有』

  • 地域クラブ登録団体数
  • 全中大会競技部細則、県中総体参加形式と要件
  • 県大会予選形式と地域クラブのチーム編成条件

【説明】これからの地域づくり~部活動地域移行が果たす役割とは~

〔講師〕文教大学人間科学部教授 二宮雅也 氏

『部活動の地域移行とは』

  • 課題の所在
  • 全国の事例紹介(岐阜県羽島市)
  • 共有したいこと(少子化と部活動の危機、部活動と教員の働き方改革)
  • 地域移行を成し遂げるために必要なこと
  • 地域クラブ活動の未来

研修会の概要

本研修会では、県中体連理事長・櫻井先生より、競技ごとに大会参加条件や加盟団体の状況が異なる現状が紹介され、中体連として柔軟な対応が求められていることについて説明がありました。続いて二宮先生からは、具体的な事例を交えながら、1.教職員の働き方改革、2.生徒の主体性の育成、3.地域資源の活用、4.情報共有の場づくりといった多角的な視点からご講話をいただき、参加者は多くの学びを得ることができました。また、参加者同士の情報交換も活発に行われ、地域の実情に応じた持続可能な体制づくりについて意見が交わされました。参加者からは、「部活動の地域移行に関して、保護者や生徒が不安を抱えていることを再確認した。こうした不安に学校としてどう向き合うかを考える必要性を感じた」といった声も寄せられ、充実した研修会となりました。

協働教育研修会1協働教育研修会3協働教育研修会2

事後アンケート〈一部抜粋〉

  • 部活動の地域移行展開についての内容を理解することができました。子供たちを中心において、子供たちの意見を聞きながら、地域の教育的資源をうまく活用した事例が1つでもできればより良い可能性が見えてくると思いました。学校地域の実情を踏まえ、学校運営協議会の方々と相談しながら、地域に合った形を模索できればと考えています。
  • 部活動を地域に移行するという言葉だけを理解するのではなく、そこに込められた思いには「地域づくり」があるということが分かりました。地域と協働するにあたり、何ができるかということをもっと考えていきたいです。そして、「子供たちのため」ということだけでなく、地域の皆が幸せに心豊かに生活できるように、小学校と地域との関わりについて考えていきたいと感じました。
  • 地域づくりの取り組みの中で、子供たちの居場所について考えていくことで、地域全体も活気づく機会が得られたらと思いました。子供たちのこんなことをしてみたい、こんなのがあったらいいなぁを地域が受け皿となって具現化できたらみんなが幸せをシェアできるのではないかと思いました。
日時 令和7年11月21日(金曜日)
会場 宮城県大崎合同庁舎大会議室
内容

講話及び情報交換

≪テーマ≫

「これからの地域づくり~部活動地域移行が果たす役割とは~」

≪講師≫

日本財団ボランティアセンター参与 文教大学人間科学部教授 二宮 雅也 氏

過年度開催の概要

お問い合わせ先

北部教育事務所教育学事班(生涯学習)

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-87-3612

ファックス番号:0229-22-7589

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