ここから本文です。

令和3年度管内協働教育研修会【北部】

令和3年11月25日(木曜日)に大崎合同庁舎において,「北部管内協働教育研修会」を実施しました。
北部管内の小・中学校教職員や各市町教育委員会職員等,54名が参加し,『学校・家庭・地域が相互に教育力を活用して,地域の子供を地域全体で育む』ということについて理解を図りました。

【事例発表】

〔発表者〕

栗原市立瀬峰小学校[教諭]瀬戸博之氏

栗原市[地域コーディネーター]佐々木律子氏

大崎市立古川西中学校[教諭]佐藤輝和氏

大崎市教育委員会生涯学習課[社会教育主事]佐々木和宏氏

  • 瀬峰小学校の事例発表では,学校と地域コーディネーターが連携して取り組んでいる実践を紹介していただき,地域学校協働活動が学校や地域に及ぼす効果を改めて確認することができました。
  • 古川西中学校の事例発表では,地区内の公民館と連携した様々な活動紹介を通して,学校と地域との関わり方について一方策を示していただきました。
  • 大崎市教育委員会の事例発表では,地域学校協働本部の設置や地域コーディネーターの配置等の施策の説明に加え,社会教育行政が地域学校協働活動を推進する意義や推進上の要点についても示していただきました。
    seminehurunisioosaki

【情報共有・講話】

≪事前アンケートの集計結果について≫

〔担当〕宮城県北部教育事務所[次長]戸澤拓哉

≪事前アンケートの集計結果を踏まえて≫

〔講師〕宮城県教育庁生涯学習課[主幹]石川勝氏

今回の研修会では,グループ協議は実施せず,その代替として研修会参加者及び管内小・中・義務教育学校を対象として実施した事前アンケート結果を活用して,協働教育の実態把握や今後の方向性の確認を行いました。

anke-to2anke-to

anke-to3kaitou1

kaitou2kaitou3

kaitou4

参加者の事後アンケート(一部掲載)

  • 実際に授業の計画や講師の派遣申請等に伴う時間の確保に苦慮しているのが現状である。しかしながら,今日の研修で学び,そして自校で生かせる部分を探って,協働教育を進めていきたいと思った。
  • 地域住民(学校に家族が通われていない方)の中にも,学校のお手伝いをしたいという方がおられるということを聞いていますが,学校側も,どのようにしてボランティア活動についてお知らせしようか,人材を募ったらよいか悩んでいるところです。地域の方から学校へ入るというのがなかなかしにくいとも聞きました。ですので,学校から地域へ開いていけるようにしたいと考えています。本日,瀬峰小コーディネーターさんから,老人会,婦人会への声がけとありましたが,参考にしたいと思います。
  • 本校の近くに公民館があるが,あまり交流できていないので,連携を深めていきたいと思った。また,コロナ禍でストップしている放課後子供教室やボランティアの活用を再開することが当面の課題であると感じた。今後,教育計画を作成するにあたり,本日学んだことを取り入れていきたい。
  • コーディネーターの不在が課題だったが,本研修会でヒントをいただいたので,参考にして,今後すすめていきたい。
  • カリキュラムマネジメントとの関わりで,教育課程を地域に公開し,地域の人々と学校づくりを行っていくという発想が大切だと思う。コミュニティスクールの考え方も取り入れていく必要があると思う。地域の方々に,ただお願いするのではなく,やりがい・生きがいになるような取組・つながりが大切だと思う。PDCAのサイクルで毎年,毎回の見直しも大切である。
  • 子供たちの成長には,学校だけでなく,地域の力が欠かせません。本校の地域の方々は,保護者をはじめ,とても協力的な方々ばかりです。本日の研修会で「共にWIN・WINとなるような・・・」とありましたが,本校でも地域の方々とよい連携を進めていきながら,子供たちが大きく成長できるよう努めていきたいと思います。本日は,貴重な研修会,ありがとうございました。
  • 協働教育活動連携先やアンケートの結果は,とても参考になるものでした。地域の人材というと,学校がある地域の人材というイメージがありますが,地域の枠を超えてお手伝いいただくことも積極的に取り入れていきたいと私は考えています。
  • 学校と地域がどのように連携していけばいいのか,改めて考える機会となりました。今できていることを大切にしながら,さらに地域学校教育活動の推進を図るために,教員,保護者,地域に理解を求めることで,少しずつ広めていけるのかなと思いました。今後の計画や実施に向け,生かしていければと思います。本日は,たいへんありがとうございました。
  • アンケートの分析がとても分かりやすかったです。グループでの話合いより,他校の情報を共有できたように思います。まとめる上では大変かと思いますが,学べることがたくさんありました。ありがとうございました。事例発表を聞かせていただき,ありがとうございました。それぞれの学校や地域,立場で頑張って取り組んでいることが分かりました。以前より「協働教育」に対する理解や協力が得られていることを実感しました。発表の中の(佐々木和宏様)の資料P9・最後のページ「三者の対話を深め,課題を共有する」,「それぞれの立場や役割を尊重する」という言葉にとても納得がいきました。互いに主張し合っても,うまくいかないことがありますが,まずはそこからなのだ・・・と改めて気づかされました。あがとうございました。

お問い合わせ先

北部教育事務所教育学事班(生涯学習)

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-87-3612

ファックス番号:0229-22-7589

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は