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版画の摺りによる色面の表現について、伝統的な江戸木版画の摺りの実演と、重ね摺りの原理を理解するためのワークショップの両面から迫ります。
伝統的な木版画の摺師である沼辺さんが複数の版を摺り重ねて作品を仕上げる過程を見せるほか、沼辺さん自身にとっての「良い摺り」「悪い摺り」といった摺り上げ方の指標について実演します。
2018年11月17日(土曜日)10時~15時30分(途中1時間休憩)
沼辺伸吉(伝統木版画 摺師)
創作室2
不要(時間中は自由に聴講・見学できます)
時間 | 内容 |
---|---|
10時~12時 | レクチャー「江戸木版画の工程,摺りの技法について」 |
13時~15時 | デモンストレーション(摺りの実演)一勇斎国芳(歌川国芳)《萩に鮎》(復刻・15版)×2枚 |
15時~15時30分 | 摺り上がりの鑑賞&トーク「良い摺、悪い摺」 |
沼辺 伸吉(ぬまべ・しんきち)
1952年、宮城県生まれ。中條甲子雄氏(摺師)に師事し、1979年より株式会社吉田スタジオの専属摺師となる。
2004年、東京都優秀技能者(東京マイスター)認定。
江戸木版画(摺部門)において経済産業大臣指定伝統工芸士、東京都伝統工芸士にそれぞれ認定。
吉田スタジオで吉田博・吉田遠志などの作品の摺りを務めたほか、現代版画にも摺師として関わる。
版画における摺り重ねの表現やその可能性について、回転版画という方法を試しながら、基礎から丁寧に考えてみます。
2018年11月18日(日曜日)午前10時~午後3時(途中1時間休憩)
清野泰行(画家・版画家・東京学芸大学教授)
創作室2
16歳以上 ※17日のデモンストレーションにも必ずご参加ください。
15名(先着順)
無料
作業のできる服装、昼食(基本的な材料や用具は創作室で準備します。)
創作室2
電話(創作室 022-221-2114)もしくは創作室で直接お申込ください。(事前申込)※定員に達しました。
2018年10月3日(水曜日)
清野泰行(きよの・やすゆき)
1962年北海道札幌市生まれ。1987年、東京藝術大学大学院修了。
1990年、第18回日本国際美術展で兵庫県立近代美術館賞受賞。
1992年、第21回現代日本美術展で三重県立美術館賞受賞(三重県立美術館に収蔵作品有)。
第3回TAMON賞大賞受賞。
国内及び海外にて個展、グループ展多数開催。現在、東京学芸大学教授。
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