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掲載日:2025年6月27日

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議長記者会見

議長記者会見の概要

開催日等

開催日 令和7年6月26日(木曜日)

場 所 議会庁舎3階 控室

議長発表の概要

 

議員顕彰について

ゆさみゆき議員におかれましては、平成7年の宮城県議会議員当選以来、30年の長きにわたり、県勢の発展、繁栄に尽力されましたことから、6月12日に議員顕彰規程により、顕彰状を授与いたしました。

今後とも引き続き、地域の発展、ひいては県勢の更なる発展に向け、御活躍いただきたいと存じます。

一般質問等の論戦を振り返って

今定例会の一般質問では、県立高校の魅力化などの「教育関連」、企業誘致や人材不足対策などの「産業・雇用関連」のほか、「少子化対策」や「引きこもり支援」などについて、多くの議員が議論を交わしました。

また、東北労災病院が富谷市への移転を断念し、県との協議が終了となったことに伴い、地域医療構想や救急医療体制などの「医療政策関連」についても取り上げられました。

このほか、昨今の米不足、米価高騰を受けた「米政策関連」や、議員が実施した海外視察に基づく、海外との経済交流や教育旅行などの「国際政策関連」について、幅広く議論が行われたものと感じております。

加えて、今定例会では、学校給食の食材価格高騰分への助成や、社会福祉施設等への光熱費支援など、物価高騰の影響を受けた県民等に対する支援の補正予算が追加提出され、本日の予算特別委員会総括質疑においても、活発な議論がなされたところであります。

なお、明日(6月27日)には、各常任委員会において議案の審査が行われる予定です。

県議会コンサートの開催場所について

定例会の開会日に、1階ラウンジで開催している「県議会コンサート」ですが、9月と11月の定例会は、議場において開催します。

令和7年2月定例会の開会日に、試行的に議場で開催したところですが、その際に来場者からいただいた御意見などを踏まえ、企画広報委員会で検討し決定したものです。

御来場の皆様には、コンサートに引き続き、是非、本会議も傍聴いただければと思います。

質疑応答

Q

一般質問の中で、特に関心を引いたテーマはあったか。

髙橋議長

先程申し上げたとおり、教育関連や、産業雇用関連、少子化対策、引きこもり支援という部分で議論が展開されていたと感じています。

また、労災病院の富谷市移転が断念に至ったということで、この後どうするのか、富谷市では総合病院を公募し、実際に2団体の応募があったということですが、今後、誘致に当たって県としてどのような支援をしていくのかという議論もあったと思います。大変重要な視点だと思うので、富谷市のこれからの対応を見守っていきながら、県としてやれる支援をしっかりとしていかなければならないと考えます。この部分については、次の議会でも恐らく取り上げられていくのではないかと思います。

また、土葬について、藤倉議員から、多文化共生という部分において、非常に重要な視点で指摘がありました。私個人は、なるほどという感覚を持って質疑を聞いていました。「郷に入れば郷に従え」という考えもあるかもしれませんが、多くの外国人に宮城県に来て御協力をいただきたいということからすれば、非常に重要な視点・指摘であったと考えています。地域住民や県民の理解を得つつということで、知事の答弁もそのような形でしたが、進めるのであればしっかりと理解していただけるよう、説明を尽くしていくということが大事だと思います。

Q

この10月には県知事選が控えているが、そうした話題があまり出なかった印象がある。

髙橋議長

その部分については議員側も、今それを問いかけても明確な答えは返ってこないと思ったのではないでしょうか。

Q

病院問題について、知事はこれでもう4病院問題も終わったという立場だが、引き続き富谷市の件も続き、県と市のこれまでを見ていると、医療資源の奪い合いと言うか、どこかゼロサムゲームのような、消耗戦になっていると感じるが、議長として、この議論は何に基づいて議論すべきと考えているか。

髙橋議長

やはり、客観的なデータをよく見た上で、お互いにデータを示して、擦り合わせを行い、お互いに理解・納得できるような状況に落とし込んでいければ良いのだろうと思います。私もそうですが、仙台市以外の県民からすると、やはり仙台市は恵まれて、充実しているように見えますし、実際に仙台市に住んでいる方に聞いても、私と同世代の人たちは、「行ける病院がたくさんあるので、そこまで再編について反対や賛成などの意識はしていない」という方もいます。

逆に、仙台市以外は救急発送時間がどうしても全国平均より時間が掛かるので、これをなんとか短縮していただきたいです。救急医療は、1分1秒を争うという場面が決して少なくないので、仙台市の皆さんの御理解と御協力が、それ以外の地域の助かる命が多くなることに繋がると思いますので、私の意見としては、ぜひ仙台市の皆さんに御理解・御協力をいただけないかと考えています。今のままでは助かる命が救えないかもしれない。その部分を少しでも再編によって解消できるのだとすれば、その方向にぜひ進んでいってもらいたいと思っています。

Q

客観的なデータをよく見た上でということだが、色々なデータがある中、救急搬送時間や、病院の経営状況など、具体的にどのようなデータが最も大事になると考えるか。

髙橋議長

搬送時間のみではなく、おっしゃるとおり病院経営の状況や、病床稼働率などを見ると、病床そのものは決して少なくないですし、稼働率も民間病院を維持していくためには9割を超える程度の稼働率がないと維持していくのは大変という話も耳にしますので、そういった様々な要件・データを見比べながら、バランスを見て、最終的に判断していくということが大事ではないかと思います。

確かに、今ある病院が目の前から無くなれば、その地域の人や、そこを利用している方々にとって良い話ではないので、御理解をいただけるよう話をしていくことが大事だと思います。仙台市長の立場からすれば、難色を示すことは、ある意味、仕方がないことだと思いますが、御理解をいただいて前に進めることにより、何度も申し上げますが、助かる命があるということに尽きると思います。私としては、是非、御協力願いたいという気持ちです。

Q

議会コンサートについて、今後もずっとラウンジではなく本会議場で開催するのか。

髙橋議長

まずは、9月・11月を本会議場で、そして2月・6月をラウンジでと、2パターンに分けて実施する、ということを企画広報委員会で決定しました。実施してみて、良し悪しについてはその都度、協議していければと思います。

Q

ラウンジと本会議場どちらが良いと感じているか。

髙橋議長

私個人としては、本会議場は一般の方が入る機会がなかなかないので、本会議場が良いと思っています。目的の一つとして、県議会に関心を持ってもらい、傍聴してみよう、そのきっかけにしようということがあると思います。

実際、2月に試行した際は、相当数の皆さんに傍聴いただきましたが、今定例会は少し寂しかった。色々と思考錯誤しながら、どうしたら多くの方に傍聴いただけるか、文化的交流を通じて、県議会にも関心を持っていいただく方向性をさらに進めていければと思います。

Q

ラウンジと本会議場で観客のキャパシティは違うのか。

髙橋議長

それほどキャパシティの差はないと思います。

Q

本会議場の場合、音響的にはどうか。

髙橋議長

決して悪い音響状況ではないと感じています。

Q

次回の出演者は決まっているのか。

髙橋議長

仙台市内の団体で、10人程度での管弦楽を予定しています。

上記以前の議長記者会見

お問い合わせ先

議会事務局 政務調査課広報情報班

仙台市青葉区本町三丁目8番1号

電話番号:022-211-3592

ファックス番号:022-211-3598

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