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麻しん(はしか)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年5月25日更新

  

麻しんとは

 麻しんは麻しんウイルス(measles virus)による感染症です。その感染力は非常に強く,免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
 予防接種の徹底により患者数は激減していますが,最近は,麻しんが流行している国への渡航歴のある方が,国内で発症しその接触者からの患者発生が続いていますので,母子健康手帳で予防接種歴を確認しましょう。

医療機関を受診する方へ 

 麻しんはウイルス感染後,10~12日の潜伏期間を経て発症してきますので,麻しんワクチンの接種歴がなく,発熱,咳,鼻水,眼球結膜の充血等の症状があった場合は,10~12日前の行動を思い出し,特に海外や,人が多く集まる場所に行っていた場合等は,麻しんを疑って,事前に医療機関へ電話で連絡し,医療機関の指示に従い受診して下さい。
 また,周りに麻しん患者がいる場合,麻しん患者と接触がある場合にも,受診前にあらかじめ医療機関に電話で連絡し,その旨を伝えたうえで,医療機関の指示に従い受診してください。

感染経路

 空気中を漂うウイルスを吸い込むことによる空気感染が主な感染経路です。
 その他に患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染やウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染もあります。
 感染性は非常に高く,コンサート会場や体育館等広い場所であっても,免疫がなければ同じ空間にいるだけで感染し発症する危険性が高くなります。
 発症した人が周囲に感染させる期間は,症状が出現する1日前(発疹出現の3~5日前)から発疹出現後4~5日程までです。なお,感染力が最も強いのは症状が出てから発疹出現前の期間です。

症状

 麻しんに対する免疫をもっていない人の体内に麻しんウイルスが侵入すると,体の中でウイルスが増殖しはじめます。増えたウイルスは血流等にのって全身にひろがります。この間は無症状で(潜伏期と言います),その期間はおよそ10~12 日間です。
 潜伏期の後38℃台の発熱,せき,鼻水,めやに,目が赤くなる,体がだるいといった症状が出はじめ,症状は4~5日間続きます。この時期をカタル期と呼びます。この時期の症状は麻しんに特徴的なものではありませんので,かぜと診断されることもよくあります。
 麻しんは,その経過中で発熱する1日前くらいから他者への感染力が生じるといわれていますので,知らないうちに多くの人に麻しんをうつしてしまうことになりかねません。
 カタル期の感染力が最も強いと考えられていますので,麻しんの疑いがある場合には,早期に対処をすることが重要です。
 その後,口の中の粘膜に白いぶつぶつができはじめます。これをコプリック斑と呼んでいますが,これが見つかると,病院で麻しんと診断されます。しかし,このコプリック斑は数日で消えてしまいます。
 コプリック斑が口の中にあらわれると,熱は37℃台くらいに一時的に下がりますが,その期間は短く,ほとんどの人は翌日から首すじや顔に発しんが出はじめるとともに,熱は再び上昇し39~40℃台の高熱となります。その後,発しんは1~2日のうちに胸,腹,背中,手足へと広がります。39~40℃台の高熱は,その後3~4日続き,発症から考えると1週間から10 日くらいの期間,38℃以上の熱が出ていることになり,入院を要することもまれではありません。

予防方法について

 麻しんは感染力が強く,空気感染もするため,手洗いやマスクのみでは予防は出来ません。有効な予防方法として,麻しんワクチン接種で麻しんに対する免疫をあらかじめ獲得する方法がありますが,予防効果を確実なものにするには2回の接種が必要です。また麻しん患者に接触した場合,72時間以内に麻しんワクチンの予防接種をすることも効果的であると考えられています。
 定期接種の対象者だけでなく,麻しんの罹患歴やワクチンの予防接種歴が明らかでない場合や海外渡航を計画している方は,予防接種を検討してください。
 また,定期接種前(一歳未満)のお子さんと接する機会の多い人が麻しんを発症した場合,そのお子さんに感染する可能性が高いため,同様に予防接種についてかかりつけの医師にご相談ください。

治療

 特別な治療法はなく対症療法が中心に行われます。また,中耳炎や肺炎など細菌性の合併症を起こした場合には,抗菌薬の投与が必要になります。

麻しん患者の発生状況

 県内では麻しん患者の発生はありません。(2018年5月25日現在)
 国内では,沖縄県,福岡県,愛知県等で麻しん患者が発生しています。
 ・沖縄県ホームページ(別ウィンドウで開きます)
 ・福岡県ホームページ(別ウィンドウで開きます)
 ・愛知県ホームページ(別ウィンドウで開きます)

県内の状況(公表資料等)

   ・麻しん(はしか)患者の発生について(第1報) (平成29年10月6日記者発表資料) [PDFファイル/175KB]

   ・麻しん(はしか)患者の発生について(第2報) (平成29年10月7日記者発表資料) [PDFファイル/210KB]

   ・麻しん(はしか)患者の発生について(第3報) (平成29年10月9日記者発表資料) [PDFファイル/208KB]

   ・仙台-台北便に搭乗していた麻しん(はしか)患者について【注意喚起】(平成30年4月20日:記者発表資料) [PDFファイル/212KB]

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